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・
「･･････ベット、行こっか。」
途端、ドクン、と鳴り響く心臓の音。
いよいよなんだ、と思うと呼吸が荒くなるのがわかって
自分の胸元のバスローブを無意識に掴んでた。
「大丈夫だよ、嫌な事するつもりないから。」
「そ、んな事、思ってるわけじゃないです、」
「･･･立てる？」
すっと立ち上がって手を差し伸べられるから
自分の手をぎゅっと握った後、北山さんの手を取った。
手を繋いで寝室に行くと
そこも一面のガラス張りの窓で
ビル街の灯りで薄暗く灯されたキングサイズのベットに息を飲む。
ベットに座らされて向かい合うと北山さんは黙ったまんま私を見つめるから思わず目をそらした。
でも･･･これでもう会えないなら
絶対、伝えたい事があった。
ふぅ、と小さく息を吐いて顔を上げると
優しい北山さんの顔。
「北山さん･･･好きです、」
アイドルに恋して
もちろん叶うわけなくて
でも、自分の意思でこうしたい、と決めて
今ここにいる。
私は恋してるけど
相手にとって私は"お客さん"なわけで。
だから困らせるようなこと言いたくなかったけど
でも、言わずにはいられなかった。
今見せてくれてる顔がどれだけ本当の顔かわからない。
でも、今の北山さんが
私を優しく見てる北山さんが
私の最後の想い出の全てになるなんて最高だよ。
「･･･今だけ、彼女にしてください、」
図々しいことを発する自分の唇を噛んでしまう。
最後なんだから、と言い聞かせてると
思わぬ勇気が出るもんなんだな。
･･････それだけ、今日の北山さんが優しすぎて甘えてるってのもあるけど･･･
北山さんはゆっくりと私の手を取ってきた。
「ありがと。嬉しい。」
にっこりと微笑んで北山さんの顔が近付いてくる。
胸の高鳴りが最高潮でまだ何もしてないのにはぁはぁと呼吸が浅くなる、
それを塞ぐように北山さんの唇が押し当てられてわかってはいるのに体がビクっと跳ねた。
ゆっくりと押し倒されて手を握られ指を絡められて･･･
勝手に上がる息に
勝手に漏れる自分の声
･･･気持ちよくて嬉しくて
気付いたら涙が出てた。
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mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける？笑 (2020年9月13日 14時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ？頑張ったらいける(？)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね？！(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる？！またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ？(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年7月9日 21時
