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でも、こんな素敵な場所で北山さんとシャンパン飲めるなんて・・・
じーん、と感動しながらメニューを見ても
自分が何食べたいか、とかまで思考が回らなくて
文字をただ眺めてるだけ。
そうしてたら思いの外あっという間に北山さんが戻ってきた。
濡れた髪をわしゃわしゃと拭きながら
バスローブに身を包んで・・・
「おまたせー、なにか美味そうなのあった?」
当然のように私が座ってる隣りに体をくっ付けて座られるから体が一気に硬直した。
北山さんの香水の香りが
私がさっき使ったボディーソープの香りに変わってて
同じ匂いに包まれてる事にまたドキドキ。
膝・・・当たってるし
腕も当たってるよ??
でも、今更離れて座り直すなんて出来なくて
北山さんに触れた部分がどんどん熱を持っていくのがわかる。
それなのに北山さんはもっと顔を寄せてきて
私が眺めてるだけだったメニューを見てる。
伏せた目、長いまつ毛がよく見えて
ツン、て少し上向きな鼻の頭がかわいくて
少し半開きな唇がプルン、って艶やかで
こんな間近で大好きな北山さんをこれでもかってほど見せられて息が止まりそう、
「あー、ガッツリとか無理かも。フルーツにしとく?チョコレートとか。Aちゃんは?肉とか行けんの?」
「いえ、私も、フルーツとかがいいです、」
北山さんがガッツリが無理とか。
珍しい、と思ってるとぼそっと呟いた。
「マジ緊張してんだな、俺、ははっ、」
間接照明の中
濡れた髪をくしゃっとかいて
ほんとに照れたような顔をするから嘘じゃないみたいに見えてしまう。
「ごめん、Aちゃんの緊張解すため、とか言って俺がこんなんじゃダメだよなぁ、」
ダメですよ、
北山さんは慣れてるんだから。
私を動揺させるような事言ったりしたりしたらダメです、
心ではそんな風に返事してるのに
声が出なくて何も言えない。
電話で注文を終えて
また私の隣りに体を寄せた北山さんは
「少しだけ、」
そう言って、私を柔らかく抱きしめてきた。
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mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける?笑 (2020年9月13日 14時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ?頑張ったらいける(?)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね?!(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる?!またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ?(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年7月9日 21時