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「みっくん、ちょっとここに座ってください。」
洗濯を干し終えて、ソファでコーヒーなんて飲んでるみっくんにリビングの椅子に座ってもらう。
「なに?」
私のただならぬ雰囲気に少しキョドりながらこっちを伺ってる。
キョドるって事は、なにか後ろめたい事、いまだにあるんじゃないの??
「これ。出てきたんですけど。」
テーブルの上に、そのいかがわしい写真を置くと
みっくんはおずおずとそれを手にした。
「・・・・・・・・・・・・わ。めちゃくちゃ笑ってるじゃん。」
「楽しそうだね。それ、誰?」
「・・・・・・知らない。覚えてない。」
「覚えてないような人とキスしまくるんだ、みっくんって。その時私達付き合ってる時だよ?」
「いや、
・・・・・・あー、めっちゃ前だから忘れてたけど、多分これお店の女の子じゃない?付き合いでそーゆー店行って、んで、まあノリ?」
「ノリでキスしちゃうんだ。」
軽いよ、言い訳も態度もなにもかもっ、
そのくせ急に私の言葉で眉間にシワを寄せてきた。
「つかさ、俺だって男同志の付き合いあんの。その中でやってる事にとやかく言われたくないし俺だってAの付き合いとやかく言いたくねーし。もういいじゃん、しかもめちゃくちゃ前の事今更なに?」
ぎゃ、逆ギレ・・・?
「男同志の付き合いに口出した事なんてないじゃん!!私は、彼女がいるのに簡単にそうやって別の人とキスしちゃうみっくんがどうかって言ってるの!!」
あ、あれ?
このシチュエーションってどこかで・・・?
そうだ、この前のキスブサ!
あの時はみっくんはマイコに言いくるめられて
ごもっともです、とか言うんだよね。
でも、目の前のみっくんはまだまだブスっとしてて謝ろうとする気配なんて微塵もない。
「だから前の話だっつってんだろ?いい加減にしてよ。今そういうのマジでウザイ。」
そう言い放つと席を立って寝室に入って行ってしまった。
なによっ。
私が悪いわけ??
「酷い・・・、」
悔しくて、
この写真の中のみっくんがあまりにも嬉しそうで、もう見てられない。
パンっ、て勢いよく写真を裏返して
テーブルにうつ伏せになった。
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時