※ ページ36
・
「･･･好きだよ、」
自分の戸惑いを打ち消すためにも言葉に出して言ってみる。
するとAもそれに応えるように
俺の腕をギュッと掴んでくれた。
「私も。･･･でも、私はずっと片想いだと思ってたから。正直今の状況についていけないよ･･･」
「あ、そういう事？それでちょっとよそよそしいわけ？」
「いやっ、だって、久しぶりだし、･･･ひろくんは私の事好きだとか言うし。･･･き、キスとかしてくるしっ？おまけに･･････」
「ん？おまけに？」
「･･････めちゃくちゃかっこよくなってるっ、」
へぇ。
嬉しい。
俺がAにドキドキしてる同じ分
Aも俺にドキドキしてくれてんだ？
「な、俺ら従姉妹だけど。本気で付き合ってこ？で、出来たら結婚したい。」
「･･････いいのかな？」
「･･･いいよ。」
お互いの戸惑いをこうして言葉で確認し合って
その壁を二人で乗り越えられた時に･･･
だって、物心ついた時からAはずっと傍にいて
俺の分身みたいだったんだよ。
それが従姉妹だからとか関係なく
大切すぎていつの間にか愛になっちゃってたんだから。
「で、もうキスはしたらダメ？」
後ろから顔を覗き込むようにぐっとAを抱きしめる。
「私、慣れてない。」
「あたりめーじゃん。慣れてたらやだし。」
「やだ？」
「だってずっと俺が好きだったんだから。他の男としてたらやだろ？」
あれ？
なんか今、俺、墓穴掘った？
案の定、Aは俺を疑いの目で見つめてきた。
「ひろくんは、初めてじゃないよね？」
「･･････なにが？」
「キスが！」
「なんで？」
「だってっ、･･･なんか慣れてない？私、よく分かんないけどっ、ひろくんのキス、慣れすぎてて怖いっ、」
･･･いずれかはするAとの行為を
彼女の為に慣れときたい、と良かれと思ってた俺の過去。
ここは正直に話すべきか
黙っておくべきか･･･
まさかキス一つでこんな問い詰められ方するとは考えてもなかったんだけど。
ここは、後者をとる。
「好きな子とするんだから気持ち入るに決まってんじゃん。慣れとかそういう話しじゃなくね？」
「･･･そう、かな？」
「そうだよ、俺、したい。Aとキス。」
なんとか誤魔化せそう。
つかこんな話ししてたらめちゃくちゃしたくなんだって。
Aの唇を見つめて
そのまま顔を近付けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1516人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mora(プロフ) - アンケートこたえてきましたよー！ (2020年6月27日 22時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 優しめと激しめってほんと温度差があると思うんですよ(笑)いつか二人がその温度差を埋めていけば良いなぁ、という解釈でお願いします(笑)次は恋の闇♪ (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» いや、確かにわかります(笑)私もその願望の塊です()いつかりーちゃんさんをめちゃくちゃにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします(笑) (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 同窓会の更新ありがとうございます！つ、つ、つ、ついにー！！！これで優しめとか、どんだけ激しいのか気になるなぁ〜 (2020年6月27日 8時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - わたしめちゃくちゃにされたい願望強すぎなんですね(笑)激しめの北山くんばかり欲しております(笑) (2020年6月26日 18時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月22日 21時
