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「頭痛薬、飲むね。」
話をするならとにかくこの頭痛を鎮めてから、と思ってベットから立ち上がろうとすると宏光に待ってっ、と腕を取られた。
「薬はちょっと待って。」
「え？」
訳が分からないまま、ちょっと待ってて、と宏光は本社とA支社にそれぞれ電話をかけて休む事を伝えてる。
「とりあえず、飯食おう。」
そう言ってリビングに向かう宏光にはてなマークだ。
風呂入って来い、と言われて
自分がパジャマを着て寝てた事に気付く。
「宏光が着替えさせてくれたの？」
「んや、勝手にぜーんぶ脱いで、一人で着替えてたよ、おまえ。」
・・・っ、ばかっ、私っ、
相変わらず酷い酔い方だわ。
ちょっとニヤついてる宏光に恥ずかしくなって
お風呂、行ってきまーす、と浴室へ向かった。
なんか･･･
異動する前から忙しかったし異動してからも体調の事や色々と気持ちも忙しくて余裕なかったな。
今日は宏光ときちんと話した後はゆっくりしよう。
そう決めてお風呂から上がってリビングに戻ると
キッチンのテーブルにはトーストとサラダと目玉焼きにオレンジジュースが置かれてた。
「え？こんなに作ってくれたの？」
「冷蔵庫にあるもので適当だよ。別に作ったって程じゃねーし。食おうぜ。」
･･･なんだか宏光がいつもの宏光と違う事に違和感を覚えながらも席に着く。
どんな時でも朝食はまだー？腹減ったーって待ってたよね？
いただきまーす、と手を合わせてからあれ？って。
「コーヒーは？入れ方わかんなかった？私入れるよ。」
立ち上がるとまあ、座れって制してきた。
ん？
よくわからないまま座って宏光はもうモグモグ食べだしてるから私もトーストをかじった。
「おいし、」
「そ？おまえ、昨日ほとんど食ってねーんだろ
どうせ。」
「そうかもしれないけど。」
でも、ただ、洗って切ってあるだけのサラダでも
ただ、焼いてくれてるだけのトーストもだいぶ半熟な目玉焼きもいつもとは違う格別な味だ。
食べ終わって後片付けをしようとしたら
俺やるから！って宏光が洗い物を始める。
･･･変なの。
よっぽどケンカした事反省してるのかなって
キッチンに立つ見慣れない宏光の背中を眺めてた。
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (
レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね！長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした！遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています！ (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T＿T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました！！(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー？いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー！スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月23日 20時
