47 宏光side ページ1
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こいつか。二階堂。
でけー車乗ってるな。
それに見合う背丈の二階堂を見上げた。
つか、俺よりもイケてて俺よりもイケてねーだと?
・・・・・・微妙な事言いやがるな、大倉のやつ。
Aは基本面食いだと思ってるから。
でも・・・
へぇ。こいつがいい訳ね。
・・・つか、今までの男よりちょっとマシな気がしてそれもまた面白くない。
そもそも皆で行くのに何二人っきりで帰ってきてんだよ。
バカやろう、襲われても仕方ねーぞ?男と二人きり密室とか。
後で説教。
つーか、二階堂に一言物申しとかないと、気が済まねーっ。
そう思うのに二階堂の前に小さく立ちはだかるAがなーんか邪魔なんだけど。
「お兄ちゃんっ、あのねっ。この人は」
「初めまして。Aさんの会社の同期の二階堂です。」
知ってる。
俺が知りたいのはその先。
「二階堂くんさ、Aとはどういう
「わーわーわーわー!!!」
「うるせーな。黙っとけ」
「いや、お兄ちゃん、帰ろう!ね?帰るよっ?ほら、荷物っ!持って!重いのこれ。だからわざわざ迎えに来てくれたんでしょ??」
「うるせっ、二階堂くん?あのさ
「お兄ちゃん!!!!!」
なんだよ。
いつにないAの気迫。
二階堂もキョトンとしてんじゃん。
「二階堂くん!疲れてるでしょ??早く車!乗って!ね?!」
そう言って二階堂の背中を押して運転席に押し込むようにしてるから二階堂もされるがままで戸惑ってる。
「じゃあね!気をつけて!!」
「お、おう。じゃあ、会社でな?」
「うん!!ありがとう!!」
ポカンとした顔で俺に会釈して車を発進させる二階堂にまだまだ言いたい事はあるんだけど、そんな俺の腕を信じられないくらいの力で引っ張ってきた。
「・・・お兄ちゃん、荷物。持って。」
途端ぐったりとしたAの差し出すカバンを持って駐輪場へ向かう。
「おまえな、せっかく二階堂と会えたのに話くらいさせろっ。」
「話す事なんてなーんにもないのっ。いい加減にしてよねっ。」
「無いことないだろーが!そもそも車で二人きりとかな、おまえ無防備すぎるだろっ?」
「はぁ?仕方ないじゃん!カナだって川井くんと二人きりですぅー。」
ったく。
あー言えばこー言う。
カナちゃんとおまえは色々と違うだろうがっ。
色々とっ。
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時