※ ページ21
「ま、そゆことだな。物分りいいな、A。」
自然と呼び捨てなのも既になんの違和感もないけどね。
「それでも、俺と結婚してくれる?俺はそんな事じゃない所でおまえを満足させてやれるけど。」
「・・・例えば、どんな風に?」
「それは一緒になってみないとわからないっしょ。」
なにそれ!
結局なんのプランもないって事だよね?
ちょっと考えなきゃ。
許嫁、とか言われて簡単にイタしちゃったわけだけれども、この人と一緒にいて幸せになれるかどうか、それこそバクチ!!
「・・・なに?怒った?」
「別に。」
怒る気力なんてないよ。
こんないい加減な事ばっか言う人に。
でも、なんでか今まで付き合った人とは全然違う。
私を好きなのかもよくわからないし
甘い言葉や行動で私を持ち上げてくれることも無いのに、ものすごく、ひろくんが気になる。
「Aさ?今までの彼氏、そんな本気で好きだった訳じゃないんだろ?」
「・・・そう。私は好きになって貰う方が大切だから。」
拗らせてんねぇーだって。
ひろくんに言われたくない。
「ひろくんは?今までの彼女みんな本気だったの?」
私と結婚するって決めてたのに。って言葉は妬いてるみたいだから飲み込んどく。
「それなりにね。でも、最後はAって決めてたからのめり込まないようにはしたけど。」
わかんない。
幼い頃ちょっと仲良かっただけの私にどうしてそこまで思えるのか。
難しい顔してたみたいで私の顔を見てふって笑ってる。
「俺の初恋なの、Aは。」
「そう、なの?」
「ほんとはずっと好きだった。中学に上がる前に引越しが決まって、だけどおまえまだ小二、とかだろ?その頃の年の差ってキツイじゃん。ロリコンみたいじゃね?俺。だから付き合う、とか言える訳もねーし。」
確かに、よくよく思い出せばひろくんは中学生になる前に気が付いたらいなくなってた。
あれ?ちょっと待って?
「ひろくん?引っ越す前・・・、」
「・・・思い出した?」
「なんか、家に来たよね?」
1442人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます!♪ (2019年11月11日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう?早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が!!どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー!!北山サイドもキュンキュンするーっ!!やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー!次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ! (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました!ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて!一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年7月4日 22時