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至近距離で見つめると
Aの瞳が揺れてて、宏光、何考えてんの?って訊ねられてるみたいだ。



わかんないかな?
俺があの再会した日からずっとおまえを想ってたって事。



焦がれて仕方なくてあれからずっと頭から離れてくんなかったのおまえじゃん?



おまえは?
俺の事、どう思ってる?








「・・・っ、そんな目で見ないでよ?」




あまりにも見つめ合い過ぎたのか
不意に視線を逸らすA。




「なんで?見てたいから、おまえの顔、」



俺の言葉にわかりやすく反応を見せて俺を見るAとまた見つめ合う。





「・・・宏光?」
「好きだ。」





「・・・・・・酔ってる?」


「あぁ、酔ってるけど別にふざけてる訳じゃねーから。」



「ほんと、に・・・?」


「ほんとに。」




信じられないって顔してるA。
そんなびっくりする?
俺結構あの日以降アピってたと思うんだけど。



んで、こんな所、好きな女しか連れてこねーって。






「部屋の電気、消してみる?」


「な、なんでっ?」


「そしたらAの心の声聞こえるかなぁ、なんて。」




何を考えてるのか
難しい顔してるAは俺を良く思ってるのかそうじゃないのかちょっと読めない。



ど?
こんなホテルで二人っきりでベットの上。
電気消して、する事は一つ。








「・・・やじゃねーんだろ?」






俺の言葉にまた戸惑いを見せながらも視線を合わす。



何も言葉を発しないAの首元にまた顔を寄せた。





「なぁ?Aの香水のにおい、これって何つけてるの?」




なんなんだ?ってくらい俺を誘惑するこの香り。
ずっと嗅いでいたくてそのまま顔をAの首元に埋めて肩を抱き寄せる。




「・・・っ、」



俺の問いかけには何も応えないAが俺の膝の上に手を乗せてきた。



その手の上に自分の手を重ねる。



首元から顔を上げてAの唇まで数センチ。



見つめ合ってたAの瞳がゆっくりと閉じられた。




吸い寄せられるようにその唇にキスを落として押し倒した。



深く口付けながら、枕元の電気のスイッチを探す。



真っ暗になった部屋



やけに耳に付くテレビから流れる海外ドラマの音もそのうち聞こえなくなるほどAに溺れてった。




俺の耳に響くAの甘い声、
肌の匂い、俺に揺さぶられながら柔らかい髪の毛が頬を擽る。






・・・・・・やべ。
これ止まんない。









「僕は君の中毒。」




Fin

もう一つの、許嫁の彼。→←※



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設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます!♪ (2019年11月11日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう?早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が!!どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー!!北山サイドもキュンキュンするーっ!!やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー!次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ! (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました!ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて!一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年7月4日 22時

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