３０ 北山side ページ30
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｢嘘だろ･･･？｣
さっきのAじゃねーけど
幻聴、じゃねーよな？これは。
｢嘘じゃないよ。｣
でも、しっかりと、いや、俯きながらもその言葉を言ってくれたA。
マジか。
嬉しくてそのまま抱きしめたい衝動にかられたけど
こんな、ウブな子にそんな事出来るわけないって自分を抑えた。
嬉しくて言葉出ない。
目の前で恥ずかしそうにしてるAが可愛くてしょうがなくてずっと見つめてしまう。
｢･･･ねぇ？なんか言ってよ？｣
｢･･･今、なんて言った？｣
｢･･･ミツっ！！｣
さっきの仕返し。
わかりやすくオタオタして顔を手で覆ってしまったAに、んはははっ、って笑いが堪えられない。
ひとしきり笑って
まだずっと顔を隠してるAの手を取った。
恥ずかしそうに俯いてた顔を上げてくれる。
｢･･･もっかい、聞かせて？聞きたい。｣
これは仕返しなんかじゃなくて。
松田さんの話の流れみたいなんじゃなくてちゃんと聞きたい。って思う俺は意地悪かな？
握りしめたAの手が震えてるのがわかって
安心させるようにギュッと握りしめた。
伺うようにAの顔を覗き込むと
上目遣いで俺の気持ちに応えようと懸命に自分と戦ってるみたい。
その姿がまた可愛すぎて自然と笑みが零れる。
｢いいぞ？心の準備ばっちり、俺。｣
だから、ガッチガチに緊張してるみたいなAをリラックスさせたくておどけてみせる。
絶対、今俺、期待に充ちた顔してる。
早く聞きたいっ、
どんな顔して俺を好きだっていうのか今すぐ見たいっ！
ワクワクって言葉が口から出てきそうな程待ちわびた時、
｢あのね？･･･ミツが、好き、だよ？｣
消え入りそうな声で、好き、って所だけ目を合わせて、後はほとんど俯いてたけど、でも、その一瞬目が合った時、俺の心臓は撃ち抜かれたから。
思わず抱きしめてた。
｢俺も。彼女になってくれる？｣
その華奢な体を抱きしめて耳元で呟く。
鈍感で察しが悪くて、俺の気持ちなんてまるで他人事のAだからはっきり言っとかねーと。
｢うん、｣
背中越しに震えた声で聞こえたAの声。
波音と、Aの体温と、海風に包まれて
俺は好きな子と想いが通じ合って浮かれまくってた。
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Haru(プロフ) - まきこさん» 付き合えたんですーっ！私もドキドキしてるのに三年後には、、、これから太輔とどう絡んで大人になっていくのか、を見て行って下さればと思います♪主人公ちゃんがどんどん恋愛で成長していく姿が書けたらなと。これからどんどん切なくなりますがお付き合い下さいーっ。 (2019年5月30日 10時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - いやーー！！！ミツ好きー！！付き合えたー！！と喜んでいるのに別れるってわかってるなんて、、切ない(ToT)けど、ここからどうなっていくのか楽しみでしょうがないです(*^^*) (2019年5月29日 21時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» ようやくくっつきましたー♪お互いやっと、気持ちが通じました(^^)まだまだ先は長いです。太ちゃんとはいつになることやら^^;根気よくお付き合い下さればと思います(^^) (2019年5月29日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こんにちは(^_^)お互いが気づいてないという(^_^;)こういうの好きだったりします(^_^)みっくんとハピエンのままではなくこれから太ちゃんも参戦なんですよね(^_^;)気になります(^_^) (2019年5月29日 15時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - mayumitsuさん» 北山さんと海、似合いすぎですよね。。そうです、その水着姿をずっと想像しながら書いてる私はすでに中学生男子レベル（笑）熱中症にならないように頑張ります（笑） (2019年5月23日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年4月30日 21時
