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「裕太、ごめん。太ちゃんとお別れ、してくる。で、北山さんと付き合いたい。これは反対されてもどうしてもそうしたいから。」



私、裕太とももう口聞いて貰えなくなっちゃうかも、なんて思う。
こんなお姉ちゃん嫌だよね。



でも、宏光といたいの。
裕太の許しがなくても絶対宏光といたいから。



恐る恐る裕太の顔を覗き込むと





「⋯もういいよ。好きにすれば?」




半ば諦め口調の裕太に
覚悟はしてても悲しくなる。



そんな私に気付いたのか少しだけ声のトーンが優しくなって



「わかったから。姉貴がどれだけチビの事好きなのか。ガヤさんと、別れてまで一緒になりたいなんてよっぽどなんだろ?」



「裕太⋯」



「わかってたよ。チビにハマってた事なんて。⋯⋯でもっ、チビはなんでもっと早く姉貴の事見てくれなかったのかな⋯?」




最後は悔しそうに絞り出すような声を出して下を向いた裕太が泣いてるように見えて。




「ごめんっ。裕太にとっても大切な先輩なのにっ。こんな事になって本当にごめんねっ?」




太ちゃんを傷付ける事、きっと裕太も耐えられないよね?
私が今からしようとしてる事は
太ちゃんだけじゃなくて裕太にも大きくダメージを与える事なんだって改めて気付く。






「謝んなって。姉貴が幸せならそれでいいんだから。」



目を真っ赤にして無理に笑顔を作る裕太に
また涙が零れそうになるけど必死で堪えた。




私のワガママで太ちゃんと裕太を傷付けるんだから。
私に泣く資格なんてない。




「⋯でも、いくら姉貴の男になるからってチビの顔は見たくねーな。オレは。」




小さく呟く裕太に
もう一度ごめん、って謝る事しか出来なかった。




その時携帯の着信音が鳴って
太ちゃんからだって見なくたってわかる。




心配そうな裕太の顔を横に通話をタップした。






作者より→←90



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設定タグ:北山宏光 , 玉森裕太 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - moraさん» えーっ、なんでだろう。。そして通知なくてもちゃんと読んで下さってありがとうございます(笑)にしても困ります( ̄▽ ̄) (2019年2月26日 18時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» そう言って頂くと本当に嬉しいです(T_T)ぜひぜひまた遊びにいらしてくださーい(^^) (2019年2月26日 18時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - Haruさーん…。またこのお話通知来なくなったんですけどー…。なぜー…。こんなに楽しみにしてるのにー。通知来なくても、ちゃんと読んでますけど 笑 (2019年2月25日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - Haruさん» お返事ありがとうございます。敬遠してた反動か、とっても好きなお話になりましたので更新が楽しみです。また感想書かせてもらいます! (2019年2月25日 22時) (レス) id: 929557de91 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» 敬遠されてたのに読んで下さってありがたいです。苦手なキャラなのに受け入れて下さって嬉しいです(^^)ここからは真面目一徹北山さんになりますので(笑)玉ヶ谷もどう出るかー?ってことで今後もお付き合いお願い致します(^^) (2019年2月25日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年1月18日 19時

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