18 ページ19
想定内の言葉だったけどやっぱり地味に落ち込む。
「⋯っつか消臭剤の理由はマジで弟な訳?」
「⋯うん。そう。重度のシスコンなの、うちの弟。」
私の言葉にわかりやすくへぇーって。
「確かにこんな色気ある姉ちゃんいたら離したくねーかも。」
言いながら髪の毛をかき分けてきて上目遣いでふふんって笑ってる。
⋯私って色気なんてあったっけ?
どっちかというと幼いとか子供っぼいとか、言われる事が多いだけに少し驚くけど⋯
「おかしいよ。弟はそれなりに彼女作ったりするくせに私の彼氏とかは許せないみたいでほんとにうるさいの。」
「⋯オレなんて会っちゃったら殺されるんじゃね?」
⋯そうかもね。
よくわかってんじゃん。自分のしてる事。
「でもさー、弟やその告白してきた奴?には悪いけどさ、」
言いながら得意気に軽くキスをくれる。
「Aはオレの事好きじゃん?」
⋯わかってんのね。
そのまま覆いかぶさって来てまた深いキスが降ってくる。
そうだよ。私は宏光が好きなの。
私の気持ち知っててもこうして求めてくれるんでしょ?私が本気だろうと、遊びだろうともはや宏光にとってはどうでもいい事なのかもしれない。
じゃあ、いっその事告白した所で何も変わらないのかな⋯
気持ちが溢れて思わず好きだと言いそうになる自分を抑える必要はないの?
でも、その前に宏光の事もっと知りたい。
どんどんエスカレートする宏光の胸を押すと
なに?ってまた不機嫌になるし。
「宏光は?私以外に何人の人とこういう事してるの?」
「数えた事なんてねーよ。⋯でも⋯」
んーって目線を上に上げて考え込んでる。
かわいいのはそっちじゃない?
「なんでオレ、おまえとはこうして何度も会っちゃってんだろ⋯?」
⋯本人にもわからない事が私にわかるはずが無いと思う。
・
1359人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mora(プロフ) - わたし、毎日でもいけます←ヲイ 北山さんじゃないけと、求められたら答えられる自信あり。←聞いてない (2019年1月15日 15時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そーですよね。友達とか意外と最高かも。。ずっと一緒にいられるから(T_T)みっくんと結婚なんてしたらほんと不器用で可愛らしいしかなくて子供と一緒にいる感覚になりそう(笑)それで3日に1度オスになってくれたら言う事なし!←結構贅沢な事言ってる(笑) (2019年1月15日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 結局、北山担はどんな北山さんでもまるっと好きですからお近づきになれるなら立場どれでもいーですよねー♪笑確かに結婚するならたいぴかも。あーでもなぁ、不器用な北山さんが見せてくる頑張ってる感もやっぱり捨てがたいー。←真剣 (2019年1月14日 22時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» タイプ全然違うから迷ってしまいません?結婚するならたいぴ、遊ばれるならみっくん←おい。いや、みっくんなら恋人でも結婚でもはたまたお友達でもなんでもいいんですけどね(T_T) (2019年1月14日 22時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - たいぴか…。ちょっといーかも 笑 でも結局北山さんがいい!って絶対なりますよねぇ。タイプ全然違いますもんねぇ。 (2019年1月13日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2018年10月17日 14時