1.『違法マイクで幻覚等を見たり操られて夢主を殺しかけてしまった時の彼ら』【B.B 】&【M.T.C】ver ページ1
【B.B】ver × 幻覚作用
山田一郎
「……は、…ぁ…？……え？俺…」
酷く酷くおぞましい化物が、自分に向かって手を伸ばして来る。それが恐ろしくて、"化物"に手を掛けた。不意に、その"化物"が俺の頬に触れる。遠くで聞こえる愛しい声に意識がはっきりすると思わず叫びたくなった。
俺の影になって首を絞められていたのは大切な想い人だったのだ。
山田二郎
「…待って、違う、違うっ‼俺は、俺は」
憎たらしい笑顔を浮かべた相手のリリックが脳内に響くと、眼前にはいつの間にか見知らぬ男が。
そいつは自身と優れた兄の差を嘲る。その笑い声が耳障りで、今にも止めたくて拳を振り上げた。
無我夢中で拳を振るう中、懐かしい温もりが自分を抱き締める。間近に映る愛しい人は、悲痛な程笑みを浮かべて鮮血に塗れていた。
山田三郎
「何、何が、どうして僕、ちが、ごめ、ごめんなさ」
嫌に耳に障る声だと思ったら、もう止まらなかった。自分と同じ顔したそいつは兄やあの愚兄との差や、学校での孤独を馬鹿にする。その笑い声を遮るようにマイクに手を掛けて。
はたと気づいた瞬間には遅かった。傷つき、眉間に皺を寄せて伏していたのは恋人。
脳内でお前のせいだと責める声が聞こえた気がした。
【M.T.C】ver × 操り
碧棺左馬刻
「いくらでも人殺しと罵って嫌ってくれ、仕返しに俺の事を刺してもいい、頼む、死ぬな」
胃の奥深くが熱く煮え繰り返る程の怒りを感じ、頭から冷水を被った様な恐怖を感じて噎せ返る。
意識はあるのに、身体が勝手に彼女に手を掛けた。
救急車のサイレンが遠くで聞こえる間、彼女は震える俺の頬を優しく撫でていた。
入間銃兎
「逃げろとあれ程言っただろ…馬鹿だろお前…」
不覚を取った。彼女を守る事に意識を向け過ぎて、吐き気のするリリックをまともに受けた。一瞬視界が暗くなったと思えば、自分は彼女に向かって刃物を向けていたのだ。逃げろと伝えると、彼女は強く言い放った。「貴方を置いて死んだりしない」と。
約束は守ってもらわねば。だから、置いて死ぬのは許さない。
毒島メイソン理鶯
「貴女を守ると誓った小官が、貴女を…これは許されない事だ」
あの時の彼は酷く鋭い視線と渦巻く悲しみを纏っていた。血に塗れた彼女が病院に搬送され、一命を取り留めたと知った彼は安堵と自己嫌悪で暫く顔を見せに来なかった。
やっと来た彼に抱きつけば、無くしかけた温もりに彼はまた瞼を濡らす。
【F.P】&【麻天狼】ver↓
2.『違法マイクで幻覚等を見たり操られて夢主を殺しかけてしまった時の彼ら』【F.P】&【麻天狼】ver→
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はるぴす(プロフ) - 私も飼っている猫が具合悪い時にとても心配でしたのでお気持ち察します。猫ちゃんの看病、無理のないほどに頑張ってくださいね。 (2019年6月3日 20時) (
レス) id: 33a3e8dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
曼珠沙華 - 猫ちゃんの看病頑張って下さい。 (2019年4月17日 22時) (レス) id: efdd7a4b53 (このIDを非表示/違反報告)
ノ(プロフ) - いつも拝見させていただいています。猫さんのご病気が完治することを祈ってます。 (2019年4月16日 23時) (レス) id: ac3347765c (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 /(プロフ) - 続編スタート 、おめでとうございます !! タイトル見てもしかして 、と思えば予想通りで驚きと共に嬉しさが込み上げてました 。更新頑張って下さい !! (2019年4月6日 1時) (レス) id: 49075ec576 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - リクエストを受け付けてくれてありがとうございます！ とても感動しました！ (2019年4月5日 23時) (レス) id: 330d4f149f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けしん | 作成日時：2019年3月27日 5時
