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『……こんな筈ではなかったんだがなァ。』
「いいっていいって、俺もちょっとお前達の練習見てみたかったし、結局午後はお前の時間もらってんだからさ。」
打ち上げから翌日、大神は東と2人並んで河川敷に向かう。本来ならば2人は午前から予定があったのだが、その予定は午後にずらされた。
理由は昨日の夜、円堂から掛かってきた電話にある。
『はい、もしもし。』
「あ、大神？明日さ、“イナズマイレブン”の人たちが俺たちの練習相手になってくれるんだって！なぁ、それってすげぇよな？！」
『え、ああ、それは、凄いけれど……明日？』
「ああ、明日！朝、河川敷に集合な！！」
『えッ、本当に？円堂、少し落ち着いて話を……』
大神の返事も聞かずに切った円堂、その後は何度も電話を掛け直したが、他の部員にも連絡をして回っていたのだろう、暫く通話中で中々繋がらなかった。
円堂とコンタクトを取るのは諦めて、渋々東に連絡したのである。
「しッかし、円堂がはしゃいでるその……“イナズマイレブン”？って何？」
『40年前に雷門中に在籍していた、伝説のサッカーチームだ。』
駄べりながら暫く歩けば、河川敷に着いた。既に雷門イレブンは揃っている。大神に気づいた円堂が手を振るが、隣の東を視界に入れ、首を傾げた。
「おー、大神！……と、東？」
「よッ、円堂。昨日、大神の返事も聞かずに切ったろお前〜って事で、午前はお前たちに譲るが午後は譲らんからな。」
ポケットに突っ込んでいた右手を出し、ヒラヒラと手を振る東。円堂は東が放った言葉の意味が理解出来ず、再び首を傾げる。
「……えーッと、どういう事だ？」
「お前が昨日、大神の予定を聞かずに一方的に予定押し付けたって事だろ。約束してたのか、悪いな東。」
「え、そうなの？ごめん、大神！」
「まぁまぁ、気にしなさんな。」
『……だ、そうだ。僕も気にしてはいないさ。あの“イナズマイレブン”が構ってくれるときては、出向かない訳にもいかないからね。』
幼馴染4人で暫く話し合っていれば、響木が指定した時間には“イナズマイレブン”も全員揃っていた。
「お、揃った感じ……って、あれ？菅田先生じゃね？うッそマジで？サッカーやってるなんて聞いたことないぞ。」
「驚いたな。皆、稲妻町で見たことある人たちだ。」
「まぁ、なんだっけ、“イナズマイレブン”だっけ、頑張れよお前ら。」
東はその輪から抜け、マネージャーや控え選手に挨拶を交わすとベンチに腰掛けた。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
