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「バレた時の、冬海の顔ったら無かったよな!」

「貴方の様な教師は学校を去りなさい……って、決まってたね!」

土門も無事戻り、先程まで行われた冬海追放劇を面白可笑しく話し出す部員たち。

「これで、気持ちよく地区大会決勝だ!」

染岡が意気込み、それに頷く数名。

その横で、規約書を読み込んでいる目金は大神と何やら話し合っている。複雑な表情をした後、大神が話を切り出した。

『盛り上がっているところ悪いけれど、少しいいかな。その冬海先生が辞めたことによって、一つ問題が浮上してね。

目金くんと確認していたんだけれども……』

「このFF規約書によると、監督不在のチームは出場を認めないとあります。」

その場の皆が驚き、雷門に視線が集中する。当の本人は、知っていたと言い張るが、顔の赤みがその本心を表していた。

「……だから、貴方たちは直ぐに監督を探しなさい。これは、事理長の言葉と思ってもらっても結構です。」

雷門の言葉に、落胆する声が響いた。良かれと思ってやった事が、思わぬ方向に事が運んでしまい雷門イレブンは真逆の危機である。

「こうなったら、皆で監督を探すんだ!こんなことでFFを諦められるか!皆、やろうぜ!!」

円堂の呼びかけに、それぞれが案を出す。そこで浮き出てくる、雷門の安直さ。それに反論するも、目金に論破されて押し黙る。

「わぁわぁ言ってても時間の無駄だ!皆、手分けして新監督を探すんだ!!」

「誰でもいいって訳じゃないぞ、帝国と戦える人間じゃないと……」

「そうだな、慎重になるべきだ。」

「じゃあ、どうしろってんだよ!!」

『……ラーメン屋さんはどうだろう。』

大神の発言に全員が目を向ける。その言葉に殆どが理解できず、首を傾げた。豪炎寺は納得した様に円堂に声をかける。

「……そうか、円堂。雷雷軒のオヤジは、お前のお爺さんを知っていた……と、いうことは。」

『あの人なら、監督でなくとも何かプラスの情報が得られるかもしれない。』

「そうか……!」

そう言って皆、部室を飛び出していく。大神はタイヤに座ったまま、呆然のその後ろ姿を眺めた。

「あれ、大神くんは行かないの?」

『え、皆で行く必要ないんじゃないかと思って……』

「あ、確かに……でも、皆行っちゃったから私も行ってくる。残るなら鍵渡しておくわね。」

木野は大神に鍵を渡すと、その場から去る。空になった部室に吐いた溜息は、やけに大きく聞こえた気がした。

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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鷹羽 | 作成日時:2021年2月26日 12時

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