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｢あ！おはようございます…！｣
『おはよう！よく眠れた？』
｢とってもぐっすり、！｣
『ふふ、良かった。今ご飯持ってくるからホシキと座ってて？』
｢はい、ありがとうございます｣
まだ開ききらない目を擦りながら、記憶を辿ってなんとか着いた広い居間。
昨日とは違ったいい匂いが漂うそこは、日の光で壁の木材が照らされて より温かい空間に思えた。
星 ｢おはようAちゃん！｣
｢おはようホシキ。
、、あれ、？｣
星 ｢？どうかした？｣
｢コウキは居ないの…？｣
にこにこと座っている星輝のとなり、同じように椅子に腰掛けてから気づいた
てっきりもう起きていると思っていたコウキがいない。
もしかして私が起きるの遅かったのかな、？
頭の中でいろいろ考えていれば
ああ、コウキね！ってホシキが笑った。
星 ｢あのねーコウキ多分まだ部屋にいるよ｣
｢あ、そうなの？｣
星 ｢どうかした？｣
｢いや、ただご飯一緒に食べないのかなって…｣
あとから1人でなんて、自分ならちょっぴり寂しいから。
でもホシキの様子を見ると、このお家ではこれが結構普通なのかも、？
星 ｢んーそうだよねーそのうち来るとは思うけど…あ！！一緒に行く？
Aちゃんの部屋のとなりだよ！｣
おれナイスアイディアじゃん！と手のひらを拳で叩いたホシキに腕を引かれて、
来たばかりの道をどんどん戻っていく。
はい！と立たされた場所は、いつか晴れた日に見たコスモスのような
紫を混ぜ込んだみたいな、綺麗な濃いピンク色のドアの前で。
昨日はコウキに着いていくのが必死で、
向かいや隣にも部屋があることに気が付かなかったや。
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作者名：スイ. | 作成日時：2021年10月1日 20時
