69 タイミング ページ20
ドンさんから、深夜に送られて来たものだった。
何が書いてあっても受け入れよう…。
そう決めて開封した。
『おめでとう。フラれた側からしたら立ち直るまで時間は必要だけど。でもAにとって幸せな選択だと思ったから謝らないで。
Aの事好きになって良かったよ。男として成長できた気がするんだ。Aよりイイ女見つけてやるよ。
兄者さんと仲良くな、応援してる。それから、これからもよろしくな。』
良かった…。
ドンさんを失わないで済んだ。
ホッとすると脱力感を覚えた。
朝ご飯を食べて、家の掃除をすると気分転換になった。
動いたから頭も冴えている。
お家にお邪魔になるし、キューピッドのおついちさんにもお礼がしたい。
買い出しがてら手土産を調達しようと思う。
買い物のあと遅めのランチを取り、近くで評判のケーキ屋さんへ。
今の季節だし、苺にしようかな。
お店の人も、旬だからいつもより美味しいですよと教えてくれた。
無難な選択になってしまったが、スポンジにもクリームにも中にも苺を使ったロールケーキにした。
すっごい贅沢だなって思って、奮発しました。
帰宅すると満腹のせいで眠気が。
小一時間寝る時間はあるね。
アラームをちゃんとセットして眠りについた。
…あ、美猫ちゃん！
最近は夢に出てきてくれなかった白猫が現れた。
「ミャ〜オ」
頬に擦り寄ってくるフワフワの毛並みが心地いい。
ほんとウチの子になってくれないかな、この子。
肩口から布団に潜っていった。
今日は一緒に寝てくれるのかな？
ふふ、なんかモゾモゾしてる。
…ん、出てくる？
中から出てきたのは白いフワフワではなく、愛しの恋人兄者さんではないか。
「A、そろそろ起きろ」
「っっっ！？」
ビックリして目を開ける。
すると間髪入れずアラームが鳴り出す。
再び体はビクっと震えた。
おかげでバッチリ目が覚めたよ。
起き上がり鏡に映った自分が視界に入ると、なんか素晴らしい事になっていた。
いつ出発してもいいようにと身支度を整える事にした。
タイミングを見計らうかのように兄者さんから着信がきて、30分後に迎えに行くと告げられた。
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うてちん(プロフ) - 20000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年5月20日 16時) (
レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - 13000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - DOotakufujyosiさん» 只今、締切から解放されてますw (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
DOotakufujyosi(プロフ) - うてちんさん» ドンさんエンド待ってるぞ!! (2018年2月4日 20時) (レス) id: 53ca2769fb (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - はくや。さん» コメありがとうございます！そう、私もおっつん推しなのに、この作品を書いている間は兄推しかも？と錯覚してしまうほど感情移入してしまいました。そして次はドンさん推しになる事でしょうw (2018年2月4日 19時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うてちん | 作成日時：2018年1月12日 14時
