お兄ちゃんはスーパースター ページ19
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お風呂から出ると、ほろ酔いの壱馬さんと酔っ払いの陸さんがテレビを見ていた。
ほくちゃんは完全に出来上がってしまったのか、壱馬さんのメンプロのブランケットを被ってソファーで爆睡中。
「あれ、早かったね?壱馬なんか言ったでしょ」
「なんも言ってないっすよ(笑)」
「ぼーっとしてたら逆上せそうになっちゃったのですぐ出てきました」
そう言って、陸さんの隣に座ってテレビを見始めた。
しばらくして、笑えるほど面白いようなテレビを見ている訳でもないのに陸さんはクスクス笑い始めた。
陸さんを見ると、陸さんの隣で壱馬さんがむすーっとして陸さんをぶっ叩いた。
「はぁー、マジで面白いわ(笑)」
「陸さんのせいですこれ」
「壱馬、Aちゃんが俺の隣きたから拗ねちゃってるよ?(笑)」
「拗ねてないです!てか言わんといてくださいよ!」
なんで言っちゃうんですか、と言ってむすーっとする壱馬さん。
完璧に拗ねてます。あぁもう可愛い。非常に可愛い。
「壱馬さんってなんでこんなに可愛いんですかね?」
「可愛くない」
「そこら辺の女の子より可愛いですよ」
「可愛くないて」
むすーっとしていた壱馬さんは更にむっすーっとした。
少しいじり過ぎたなぁと思い、壱馬さんの隣に座った。
なんだか照れちゃって、テレビに集中した。
「……陸さんどうしよ、今すごいAちゃんに抱きつきたい」
「うん、いいと思う。行ってらっしゃい」
「は?!いくないです!」
私の抗議の言葉も一切聞かず、壱馬さんはぎゅーっと私に抱きついてきた。
……酔っ払いだこの人。
「んふ、ごめんねAちゃん、壱馬酔っ払っちゃった」
「……見てればわかります」
「さ、壱馬酔っ払いになっちゃったことだし、北人背負って帰ろうかなぁ」
陸さんはそう言って立ち上がると、ほくちゃんを叩き起した。
陸さんは爆睡しているほくちゃんを諦めて適当に背負った。
「じゃあまたね、Aちゃん。夜遅くごめんね?」
「全然大丈夫です、おやすみなさい」
「おやすみ!」
陸さんは、意識がないほくちゃんに話しかけながら帰って行った。
……新事実、陸さんも酔っ払いだった。
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L(プロフ) - matsuhi1214さん» コメントありがとうございます。申し訳ありませんがそれはできません。なるべく分かるように書いていたつもりでしたが処女作なものでそういうところもあったと思います。ご嗜好に合わないようでしたらUターンお願いします。貴重なご意見ありがとうございました。 (2021年2月10日 11時) (レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
matsuhi1214(プロフ) - どなたが話しているのかあまり分からないので、可能であれば言葉の前に名前を付けて頂きたいです (2021年2月10日 9時) (レス) id: 9c620085a5 (このIDを非表示/違反報告)
KOKOA(プロフ) - そうなんですね!芸能人の人と誕生日一緒っていいですね! (2020年4月20日 15時) (レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - KOKOAさん» コメントありがとうございます!そうなんですよ!壱馬さん大好き玲於様と金正恩さんのお誕生日らしいですよ(タブン) ちなみに私はバリのまさ様と同じです(誰得) これからもよろしくお願いします! (2020年4月20日 15時) (レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
KOKOA(プロフ) - 1月8日って玲於の誕生日じゃん!! (2020年4月20日 15時) (レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:L | 作成日時:2020年2月24日 16時