異世界に誘拐されたうえに何故か溺愛されちゃってます！？！？【文豪ストレイドッグス】【フョードル・ドストエフスキー】

誘拐されました！？6 ページ8

貴女said

『え、いや、僕のもってどういう………』

ドス「そのままの意味ですよ、僕はAを気に入ったので僕のものにしたい」

えぇ………

ドス「とりあえず、現状を説明する方が先ですね」

あぁ、うん、予想外の事が起きて忘れかけてたけどそうだね

ドス「わかりやすく簡潔に言うと誘拐しました」

『はい？』

いや、簡潔にまとめすぎでしょ……

ドス「実は昨日の夕飯、あれに少し強めの睡眠薬を混ぜまして」

『え………』

だから昨日あんなに眠かったのか……………、って！そうじゃないじゃん！！

『何でそんなこと………！？』

ドス「さっきも言ったでしょう？Aを僕のものにしたかったから、と」

そう言うなりドス君は壊れ物でも扱うかのように私の頭を優しく撫でた

ドス「まぁ、そうでもしないとあなたを本来僕の生きる世界に連れてこれないと思ったので」

え、ってことは………

『ここってまさか………』

ドス「Aの世界にあった"文豪ストレイドッグス"の世界です」

わぁ、私、さらっとトリップしちゃってるんだけど！？

ドス「驚いた顔も可愛い」

いや、うん、待って！私の知ってるドス君じゃないんだけど！？ねぇ！！本気で誰か助けて！？

ドス「とりあえず、Aには暫くこの部屋で過ごしてもらいます、あぁ、安心してください、外と通信を取ること以外は何でもできるようにそろえてあるので、それでももし何か足りなければ言ってください、すぐにそろえます」

『え、いや、暫くって、どのくらい……』

これ、重要だよね

ドス「さあ、少なくとも、Aが僕のものになるまでは出すつもりはないですね」

『………嘘』

ドス「嘘じゃないです、ではまず手始めに僕のことはドス君ではなくフェージャと呼んでください」

『え、いや、それって……』

ドス「どうかしました？別に、呼ぶくらいどうってことないでしょう？」

そう微笑みながら何故か近づいてくるドス君

『ちょっ！ドス君近い！！』

ドス「フェージャです、そうですね、ちゃんと呼べたら離れてあげます」

あ、これ、絶対確信犯だ！！

『〜〜〜〜！！……フェー、ジャ』

ドス「！ふふ、合格です、よくできました」

そう言ってまた優しく頭をなでてくれた

『(何か、凄い疲れた……)』

これからこんなことが続くってことでしょ？私が持つかどうか……
とりあえずこんな感じで私のトリップ生活は幕を開けたのだった

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