検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:4,271 hit

もう、自由に生きて ページ26

なんで

凜紗と琉音が


ここまで涙を流さなければいけないんだ

なんでここまで…不幸にならなければならない?

何もしていないのに

普通に生きてきただけなのに

この世界は理不尽だ

不公平だ


いつか…琉音にも凜紗にも

幸せと言える日が来たらどんなにいいだろう


凜紗「ん〜…」

カルマ「起きちゃった?」

凜紗「かりゅま…」

カルマ「おう」

凜紗「カールーマ…」

カルマ「おう」

凜紗「兄さん…手…」

カルマ「ずっと握ってた、(渡す)ほい、暖かくしろよ?」

凜紗「ありがとう(飲む)美味しい〜
ずっと…握ってた?…」

カルマ「凜紗、もう解放されていいんだ」

凜紗「っ…」

カルマ「もう、自由に生きろ
凜紗の夢は俺達が誰にも邪魔なんかさせない!」

凜紗「カルマ…」

カルマ「凜紗…もう、苦しまなくっていいんだ(ギュッ)
もう…縛られなくていい…琉音も凜紗も
幸せになっていい」

凜紗「私…達…が幸せ…」

カルマ「(撫で)」

凜紗「ごめんなさい…ごめんなさい…」

カルマ「ううん」

琉音「凜紗…起きたんだ」

凜紗「兄さん」

琉音「おはよ〜ニコッ」

カルマ「まだ夜中だけどな笑」

琉音「僕いつもこの時間に起きてるもん〜」

凜紗「あ、私も」

カルマ「お前らっ笑」

琉音「カルマは?今、官僚目指してんでしょ」

カルマ「おう、明後日試験」

琉音「ちょちょ!やばいじゃん!!」

凜紗「あ、帰るね!!」

カルマ「待つ!お前らなあ!!すぐ帰ろうとすんな!!全くw」

凜紗「え、でも…」

カルマ「凜紗、琉音、しばらくいたら?ここに」

琉音「試験明後日じゃないの!?」

カルマ「いいの〜余裕だし」

凜紗「…」

カルマ「そんな顔すんなってww」

凜紗「だって〜」


「ピンポーン」

カルマ「は?こんな時間に?」

「ピンポーン、ピンポーン」

カルマ「…凜紗、琉音、俺の部屋から出るなよ
俺が合図するまで、いいな?」

琉音「っ…!!…うん」

カルマ「はい〜」

琉音Side

幸せは1秒たりとも

続かないそんなこと…とっくの昔に知っていたのに

なぜ忘れていたのだろう


幸せなど続かないとういことを

僕達にないということを


凜紗Side

怖い…その感情しか浮かばなくなってしまった


また…前みたいに…なってしまうの?

《琉音?そんな子いたかしら?》

いやだ…やっと…やっと…見つけれたのに…

もう二度とあっちには戻りたくないよ








助けて…





怖いよ…






どうしてすぐに壊れてしまうの?

幸せはなぜ続かないのだろう…→←琉音の言葉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茅野雪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/  
作成日時:2019年6月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。