あれから数年後…… ページ20
流音side
あの時から2年が経った
僕は今歌を投稿しようとしてる
MIXも絵も頑張って練習した
誰か僕の歌を聴いて欲しいの一存で
ボタンを押した
この歌が誰かに届いて欲しい、
その日から数日が経って
パソコンをまた開いた
通知が出てびっくりした
そこには
僕の声を褒めてくれた人がいた
嬉しかった
人に褒められることが嬉しいと思った
ネットの世界だけど
こんな僕の歌ってみたを聞いてくれる人がいるなんて
優しいな
歌作ってみようかな
ギターは龍が教えてくれたから
…みんな元気かなあ
《流音は流音のペースでいいんだよ》
《俺達が守ってやるから！！》
カルマ…笑顔かな
《兄さんっ!!!早く早く！！》
凜沙っ…
凜沙side
私は今.、花梨高校に通っている
ここでは、新しい友達もできて
素敵な生活を送っている
はずなのになあ…
「凜沙!!!早く持ってきなさいよ！！」
凜沙「は、はい!!!」
私は今ど、れ、いとして学校に通っている
なんで…って思いがあるけど
これが当然の償いだと思ってる
こんな事で兄さんの傷が癒される訳では無いけど
少しでも…兄さんに謝りたい…
なのに会えない
会いたいよ…兄さん…
《よく頑張ったな》
《凜沙待ってってば！！》
カルマ…兄さん…会いたい
今ものすごく会いたいよ…
流音、凜沙side
会いたい
会いたい
でも、このままじゃカルマに会えない!!!
変わらなきゃ
変わって…変わって
僕らの
私達の
愛しい
カルマに逢いに行くんだ
そしたらまた3人で
”本当の笑顔”で笑い合えるかな？
また冗談言い合えるかな？
また…またっ…
あの時の3人に戻れるかなあ…
その日の夜
私たち双子は
泣いていた
会っていないはずなのに
お互いの気持ちがわかっていた
また分かり合える日が来るまで
ただそれだけを願ってる
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作者名：茅野雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HamadaFuka1/
作成日時：2019年6月23日 18時
