【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

49,「対した女傑」 ページ49

それから先は速かった。


流石かぶき町の皆さんと言うか、物凄く早く片付いた。いやマジで。





更には沢山の人と共闘したし。





滅多に共闘しない……坊っちゃん、とかね。意外と剣筋合ってて吃驚しちゃった。






『ね、坊っちゃん』



柳生「坊っちゃんと呼ぶな！！」



『えー？照れないで下さい、って！』






＿＿＿＿＿＿ザシュッ、！！！






坊っちゃんと背中合わせになりながら敵を斬り伏せた。うん、スムーズだねェ。






猿飛「ちょっとアナタ！！Aさんと戦い方が似てて戦いやすいからって調子に乗らないでよね！！」



『あ、さっちゃん』



月詠「調子の話ではないが…せっかく戻ってきたのだし、どうだA。わっちと手合わせしてみんか」



『月詠ちゃん！？この状況で！？』



柳生「勘違いしている様だが僕は坊っちゃん呼びは認めていないぞ！！」



猿飛「いやそれに関しては誰も興味無いわよ」






イヤ、うん。通常運転すぎない？？
てかなんで私ツッコミ役になってんの？？






妙「あらあら、人気者ねぇAちゃん」



『妙ちゃん……』






敵を斬り伏せながらも、妙ちゃんも合流した。病み上がりとは思えない程元気そうだ。






妙「…それより、いいの？あっちに行かなくて」



『……んー、今は良いかな』






妙ちゃんが言うあっち、とは魘魅の部隊と戦いに行った万事屋の皆の方だろう。

今は三人が魘魅の戦艦へと跳んで行った所。






『妙ちゃんは病み上がりだから心配だし……月詠ちゃんや坊っちゃん、さっちゃんともあんまり交流できなかったしさ』






遠くで有君の「俺は！？」という声が聞こえた様な気がしたが無視。






妙「ふふ…Aちゃん、おかえりなさい」




『ただい、』






けど、ただ友人の元へ帰ってこれたのが嬉しくて。穏やかに微笑むたえちゃんにただいまと言おうとした所で……







＿＿＿＿＿＿ブワッッ、！！！







『なっ、』






魘魅の戦艦から、黒い霧状のナニカが溢れ出した。よく見ると、コアの様な物から霧が出ている。


更にその霧を吸い込んだ天人達が次々に倒れているのが見えた…って事はまさか……ッ！





(！蟲毒か……！！マズイ、吸い込んだら…ッ)





死ぬ。



まだ、ただいまも言えていないのに＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿ザシュッッ！！！







『！？』






すると目の前で、蟲毒のコアが斬り捨てられた。











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