【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

5,「不審者は蹴りましょう」 ページ5

……すると、それを境に。






「そうだそうだ」

「早く始めろォ！」

「何が心得だ！つまんねーんだよ！」






周りに居たホームレス達が一気に空き缶やゴミを投げつけてきた。いわゆるブーイングだ。


まあ警察なんで私はこういうのは手慣れたもんである。そうしてそれらを華麗に全て避けていると。








＿＿＿＿＿＿＿＿ガタンッ、








『！』






映画泥棒がコッソリと階段を登りスクリーン場を出て逃げようとしていた。


恐らく盗撮したデータを持ち逃げする気である。






『見て、アレ。逃げようとしてない？』



銀時「！アイツ…！てめー待ちやがれ！！」



神楽「許さないネ！！」






それに神楽ちゃんが真っ先に突っ込んでいった。



その勢いのまま……






神楽「逃がさねーぞこのデカカメラ野郎！！！」








＿＿＿＿＿＿ドゴォォォオオオン！！！！！








映画泥棒を蹴り飛ばした。

本人は蹴られた勢いでスクリーン場の外まで吹っ飛んでいき…廊下に出て壁に激突した。





(うわー………威力すご。さすが夜兎)






神楽「今更悪あがきしやがって…」



新八「神楽ちゃん、警察に連れて行く前に盗撮した中身…確認した方が良いんじゃない？」






そうして映画泥棒に近付く二人。

映画泥棒は焦った様に首をブンブン振っている。やはり何か隠したい中身があるのかな？






銀時「まあ待てお前ら」



「「！」」






疑問が深まってきたタイミングで、銀時君が二人の方を掴み、止める。どうやら中身をここで見るのに納得していないようだけど……






『何か問題があるのかい？』



銀時「いや問題も何も…よく考えろ、今の今まで盗撮してたのポルノだぞ？カメラの中なんて見たらよい子の皆の前に【ピーー】とか現れる事になんぞ？」



『いやとんでもない事もう君が口走ってるけど』






伏せ字されてる時点でもうその単語はとんでもない物なんだよ。






銀時「このままじゃ3Dになっちゃうよ、お客様の何かが飛び出しちゃうよ」



神楽「お前の脳奨3Dにしたろか」






そしてどこまでも下ネタを忘れない銀時君とそれにブチ切れる神楽ちゃん。



…………いつも通りすぎるね。



まあでもどちらにせよ……






『まあ銀時君が見ようと見まいと、私は一応警察なんでね。中身は確認させてもらうよ』






私は中身を見ないとね。
まあ銀時くんとは違って下心なんてないけど。













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