【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

32,「二回目の幽霊です」 ページ32

どこかデジャウを感じさせる様な声で名前を呼ばれた。






『え』






おそるおそる振り向くと……






『そ、総悟…』



沖田「死んだ、筈じゃ、」



『……はは』






瞠目した総悟が……此方を見つめていた。それに咄嗟に言い訳も出来ず、ただ苦笑いした所で。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ドォォォオオン！！！！！








視界の隅で、銀時君たちが持っていた源外さんの首が爆発したのが見えた。

あ、アレうんともすんとも言わないと思ったらカラクリだったのか。納得。





……てかこの状況なんて説明しよう。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿






＿＿＿








＿＿＿＿＿「「「「幽霊ィィ！？！？」」」」








『あ、うん……』






あの後、桂君のとこと誠組のとこの本拠地にお邪魔させて頂き…私は訳を話した。まァ状況が状況で信じ是ざるを得ないだろう。






土方「じゃ、じゃあ触れられねーのか？」



沖田「いつまで此処に居られるんですかィ？」



桂「体は大丈夫なのか！？いや幽霊だから痛みは感じないのか！？」






あと三人がこぞって質問してくる様は珍しい通り越して不気味である。やばいなんか元警察と元テロリストが一緒にいるんだけど。






近藤「まァとにかく！幽霊とはいえ、死しても尚帰ってきてくれた事に今は感謝だな！！」






だがまるで仲の良さを見せつけるように、近藤さんのこの言葉に真撰組や桂君は一斉に頷いた。






銀時「いや俺達はガン無視かよ元税金泥棒共」



『！』






すると、その雰囲気に横やりを入れる銀時君。それに近藤さんは万事屋の三人に駆け寄った。






近藤「おぉ、今日は有難う！新八君、チャイナさん」



新八「……触るなゴリラ」






…………が、新八君がスーパードライアイス級に冷たすぎて少し可哀想に見えてくる。ていうか近藤さんにめちゃ冷たいね新八君。






近藤「いやー、風の噂で解散と聞いたけど…再結成したんだね、嬉しいよ！」



『あー…いや、えっと…違いますよ近藤さん』






あ、しかもなんか誤解してる。






神楽「勘違いしないでよね。私はこんな奴認めた覚え無いから」



新八「俺も、もう誰とも万事屋を組むつもりは無い」






やんわり誤解をとこうとしたが2人は容赦なく銀時君の事を否定し、その場の空気をブチ壊した。



………そしてまた辺りを何とも言えない沈黙が包む。どうしよ超気まずい。










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