【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

4,「上映ルールは守る事！」 ページ4

新八「てか此処だけでどんだけ尺取んだよ！！」






あ、ぱっつぁんブチ切れた。



………ん？ぱっつぁん…ぱっつん…あ！



堪忍袋の緒がぱっつんぱっつん切れる事から「ぱっつぁん」って由来。どう？本家は新八の八から取ってるんだろうけどこれも良くない？






新八「だからつまらねー事で尺を取るな！！これ４ページ目ですよ！！尺取りすぎでしょ！」



『いやいや！最初に真撰組の下りと団子の下りがあったじゃないか！』



新八「いや明らかに団子の下り要りませんよね？真撰組はともかく団子要りませんよね？？」






新八君が青筋を浮かべた。やだ怖い。






新八「ていうかこの小説の読者様に迷惑かかってんでしょうが！！銀さんも！早く見廻り行きますよ！」



神楽「そうアル！不審者見つけたらぶちのめすのが仕事ネ！」






神楽ちゃんがシュッシュッと拳を振っている。可愛いなー。拳が空を切る音が鈍くなければ可愛いなー。






銀時「いや、つってもよォ」



『？』






するとやる気満々の二人を一瞥してから、銀時君が怠そうに辺りを見回した。


まァ正確に言うと…スクリーン場の席に座って居る数人のホームレス達を、だが。






銀時「昼間から働きもせず、ポルノ映画見てる時点で此処に居る全員不審者みてーなモンだろ」






あ、ホームレス達を不審者呼ばわりした。



いや別に否定はしないけどさ。






神楽「例え此処がダメ人間だらけでも画面の向こうにはよい子の皆がいっぱい居るアルヨ！」






ああ、読者様ね。ここまで見てくれた優しい読者様ね。確かに読者様には感謝しないとね。






神楽「私達がちゃんと映画鑑賞のルールを教えてあげなきゃ駄目アル！」






つってもコレ小説だけどね。小説だけどね。






神楽「良いアルか？よい子の皆！！まず映画鑑賞の心得その一！」






そしてなぜか成り行きで神楽ちゃんが映画鑑賞のルールを説明し出した。可愛いからいいけどさ。

うん、可愛いから全て許されるよね。








…………。





……。









長谷川「許されねーわ！もうそういうのどーでも良いからさっさと本編始めろォォ！！！」




『！』







と、そこでどこかで見た様ないつぞやのオッサンが叫んで此方に酒瓶を投げてきた。あぶね。












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