【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

3,「ボロい映画館」 ページ3

そして着いたのは……ボロい建物。


上映している映画は「アレ勃ちぬ」というつまらないS Mプレイの物。ストーカー組が喜びそうである。






『というか本当にここが仕事先かい？何だかぼろ……ヴヴンッ、風情のある建物だね！』



新八「八割方本音表に出てますよ」






今私はというと、神楽ちゃんと新八君の二人と一緒に場内の見廻りをしている。


様は映画館に出た不審者を取り締まる仕事である……のだが。






神楽「でもAの言う通りボロすぎアル！だから客も店員も居ない。もうホームレスの寝床となっているネ」






そう。映画館がボロすぎて設備も人員もスッカスカの為、客も店員も居ないのである。


よってホームレス達の絶好の寝床となっている。






『うーん、此処にいるホームレス全員取り締まっちゃう？』



新八「イヤそれは流石に……」



神楽「あ、そんなこと言ってる内に見廻り終わったアル！！」



『あ、ホントだ』






気づけば、場内を一周して最初のスクリーン場まで来ていた。


スクリーン場には銀時君がいて、映画泥棒が居ないか注意している。今頃映画泥棒なんて居ないだろうけど念のため。


念のため注意している………筈だった。






「「『………。』」」






目の前には映画泥棒らしき…頭がカメラ型の誰かと頷きあい映画を盗撮する銀時君。





………あれ注意する側じゃなかったっけ？

………あれ何で盗撮する側になってんの？





まァとりあえず今は……








＿＿＿＿＿＿＿＿ドガシャァァ、！！！！








「「何でお前まで映画泥棒してんだァァ！！！」」






神楽ちゃんと新八君に蹴りを入れられる二人を見つめよう。





………わー銀色の天パと銀色のカメラ型の頭が同時に沈んでったー。わーウケるー。何もウケないけど。






『……で、ホントになんで君が映画泥棒してんのさ。注意する側だったよね？？』



銀時「いや…映画泥棒さんに色々迷惑かけちゃったんで何か力になれないかと」






なんかよくわからんけど、しょうもなさそうだな。






『え、迷惑？って……何？もしかして映画泥棒のカメラ壊したとか？』



銀時「え、何で知ってんのお前………あ。」



『へー、壊したから罪悪感から盗撮したんだね…犯罪だよね何なの銀時君バカなの死ぬの？？』



銀時「シンプルに悪口！！！」



新八「Aさんもそこなんですか！？」










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