【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

17,「未来を変える」 ページ17

『え待って幽霊になるって何？体透けてるんだけど』






体が半透明になっている。完全に透明じゃないが足から透けて行っている、というか……

あれ？でも待って、幽霊って事は＿＿＿＿＿＿






『銀時君私の事見えないのかい？』



銀時「え？いや見えっけど……」






いや見えるのかよ！！！どゆ事？？幽霊じゃないの？銀時君のもそうであるように私と銀時君同士では装置は起動しないの？






＜いいえ、かさぶ…対視認式装置の効果は…半透明になるのと……人に触れられなく、なるのです…＞



『え？』





(人に触れられない？)





試しに銀時君を触ろうとしてみると…








＿＿＿＿＿＿スカッッ、








『お、』






確かに透けて、すり抜けてしまった。物は握る事が出来る様だが……へぇ、便利だな。






『いやでもコレ「対視認」って言わなくない？？「対人間触感」って言わない？』



＜良いのです…＞






良いのかよ。






＜この際貴女は素性が他の人にバレても…成仏出来なくて幽霊になっちゃいましたとでも言って下さい…＞



『なんか私適当じゃない？？？』






何幽霊になっちゃいましたって。適当過ぎない？それで良いのか。






＜まずは…源外様をお探し下さい…力になってくれる筈……＞



『源外…ってカラクリ技士の？君を直してもらえば良いってこと？』



＜……＞



『オイ無視すんな』






どうやら時間泥棒は、そのままスリープ状態に入ろうとしている様子で。



……………いやイカンイカンイカン。






銀時「オイ待て起きろ！！こんな時代に何の説明も無しに置いていくつもりか！！」






銀時君が揺さぶり、私がバシバシ叩く。






＜大丈夫です、また会えます…＞






あ、起きた。






＜世界は変わり果ててしまったけれども……どんなに世界が、時代が変わろうと…変わらぬ物も……ある。き、っと……その、手で………、＞



『！！』






と、そこで時間泥棒の声がかすれ始めた。どうやら電源が完全に切れてしまうらしい。


……………てか時間泥棒ってカラクリだったんだね。今更だけど。






＜未来、を………、＞








＿＿＿＿＿＿ドサッ、








『え！？あ、切れた！？』



銀時「オイしっかりしろ！オイ！」






すると電子音が鳴って、時間泥棒から完全に力が抜けてしまって。電源が切れたのだと悟る。




……いや悟るとかじゃなくて普通にヤバくね？










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