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先生への質問 ページ7

「、、、はぁ、可愛ええ。おかんには秘密やで?」


衝撃と困惑とでぼーっとしてる。

とりあえず頷いてみたけど、
またしげ先生から目が離せない。


「もっかいしてほしい?」

「ちが、そんな、ちがっ、、、」

「、、、そんな熱っぽい目で見られたら、
我慢なんてできひんからさ。
そろそろちゃんとお勉強しよか?」


目の前に問題集とノートが広げられる。

右手にシャーペンを持たされて、
体は正面向かされて。

何事も無かったかのように始まる勉強の時間。


もう、何だか分からなくて大混乱。

この人は何がしたいんや?

俺を弄びたいだけか?

高校生相手で遊ぶなんて、この人は、、、


「せ、せんせ」


数式の説明が一通り終わったところで、
ようやく俺から絞り出したような声が出た。

なんて言おうか考えてなかったな。


「なぁに?」

「あの、えっと、、、」

「うん、ゆっくりでええよ」


頭を優しく撫でられながら言葉を紡ぐ。

何を伝えたいんや、何から言えばええんや。

しげ先生に何から聞けば、、、?


「ほんまに、僕のこと好きなんですか、、、?」

「おん、好きやで。」

「ほんまに?ほんまのほんまに?」

「ほんまやって、嘘つかへんよ(笑)」

「、、、僕は、どうしたら、」


ねぇ、先生。

俺は恋愛経験なんて無いんです。

どうすればいいか教えてくださいよ、、、。

誰かのせい→←俺のこと



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作者名:水無月こすも | 作成日時:2021年8月16日 20時

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