先生の解説 ページ25
翌日はお勉強の日。
昨日のことがまだまだ思い出されて朝から
ニヤついとったけど、切り替えせな集中できひん。
あかんあかん、全集中やっ()
「こんちわーっ!」
「あ、先生こんにちは。お2階どうぞ」
「お邪魔します、(笑)」
今日はおかんもおとんも仕事でおらん。
家には俺しかおらん。
、、、まぁ、共働きやからいつもなんやけどな(笑)
「はい、じゃあ今日はここからここまで」
「はぁい」
カリカリカリカリ。
今日も数学。
色んな公式使う問題がいっぱいあって
訳分からんくなりそう。
てか、なってる。(笑)
このxにこれ代入して、、、。
「あ、智洋くん、ここ違ってる」
「まじすか」
「これ使う公式自体が間違ってるで」
「うぇぇ、、、」
「引っ掛けやねん、この問題文」
「そんな問題文作らんでください、、、」
「それ俺も思ってた(笑)」
うんうん、としげ先生の解説を聞いて解き直す。
「合ってる、おっけ。
よし、、、とも、休憩しよか」
「んぅ、大毅、?」
「切り替えできて偉いで、さすがともやな」
「んん、、、まだまだ間違えちゃう問題多い、
こんなんで大丈夫なんかな、、、」
「大丈夫、逆に今で良かったやん。
本番で間違えるより全然マシやろ?」
「、、、確かに」
にっこり笑った大毅にたまらず抱きつくと、
少し驚きながらも受け入れてくれた。
大毅の大学、絶対行くんや。
合格発表、大毅に聞かせるんや。
そう思いながら自分からキスをした。
393人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水無月こすも | 作成日時:2021年8月16日 20時