一世一代の大勝負 ページ11
先生からその大学のええところと
悪いところを色々聞いた。
大学は行きたい。
でも、そんな急に上のレベル、
しかも夏休みから目指せるんやろか、、、?
「智洋くんの今の学力では
うちの学校ちょっと大変やな、、、」
「、、、む、なんか、ちょっとむかつきました」
「え?」
「やったりますよ!!
僕やってやればできる子ですから!!」
「お、おぉ、そしたら俺の学校にする、、、?」
「しげせんせーの学校行きます!!
、、、あ、でも僕が入学するときは先生おらんねや」
「あー、、、そやな、おらんな」
「、、、それでもええ、先生と同じとこ行きたいです」
「その理由やったらおすすめせぇへんで、
入学したその先は?何を目的に勉強するん?」
まっすぐ心の奥を見透かされるような視線。
軽い男やないと言った手前、
理由を探して目線が泳いでるのが自分でも分かる。
情けな、、、。
「何したいかはっきりさせな、勉強楽しくないから。
とりあえず目的は後回しや、
俺のとこ目指すならビシバシいくから覚悟せぇよ。
、、、絶対合格させたる、一緒に頑張ろ」
ぽんっと俺の背中を叩き、にっこり微笑む先生。
何だか大変なことを言うたんやないかって思ったけど
後には引けへん。
、、、ええい、やってやる。
一世一代の大勝負、この1ヶ月半にかかってるんや。
神山智洋、頑張ります。
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作者名:水無月こすも | 作成日時:2021年8月16日 20時