153.黒幕 ページ26
最近全然更新できてないやばし
蜂蜜side
『はぁ···』
正美を探し、見つけたと思ったら何故か大人三人とやりあっているのだから呆れる他無いだろう。
ま、心配ではあったけどね
そんなこんなで取り敢えず事は落ち着き、今はシェアハウスにて自室への階段を登っている。
部屋に入ったら取り敢えずベッドにダイブしよう、と下らない事を考えながら部屋のドアを開ける
『んっ···?寒っ、なんで···』
部屋を出るときに締めたはずのカーテンと窓は開け放たれ、冬の冷たい風が吹き込んでくる。
『寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒いさm((』
寒いを連呼しながら取り敢えず窓を閉め、部屋を見渡す。
『···え、なにこれ···』
私の作業机の上に置かれた、黒い封筒。
それは先程天月さんが持っていた物と、とても似ていて。
嫌な予感がしながら、それでも開ける私は馬鹿なのか。
『っ────!』
書かれている文の意味を理解した瞬間、私は崩れおちた。
『···私の、せい───?』
その日は冷たい床に座り込んで、ずっと泣いていたのを覚えている。
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さてさて、今回のプレゼントは楽しんでくれたでしょうか。
しかし、この不吉なプレゼントは貴方自身が呼んだ物です。
これ以上、貴方の大切な人を危険に晒したくないなら
あと、約一ヶ月は待ちましょう。
聖なる夜、12月25日に帰って来なかったならば、
次は私達も容赦などしません。
とても簡単な事でしょう。
周りを守る為に自分を犠牲にするか、自分を守って周りを犠牲にするのか。
世間知らずな御嬢様、されど賢い御嬢様。
正解なんて、とっくに分かっているでしょう?
松衣家に、戻ってきなさい。
12月25日、聖なる夜。
皮肉な事に、彼らのライブの日。
奇跡が起こるとか、誰が言った言葉なのだろうか。
···誰も彼女の想いに気づく事は、無い。
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作者名:月見だんご | 作成日時:2017年8月21日 23時