38話 「限界を知ることは大事」 ページ41
あの後、のそのそと起きぬけた俺は理鶯さんと一緒に朝食の準備をし、ご飯を平らげた。
さて今日は何をしようかと食後のお茶を飲みながら考える。
理鶯さん曰く、暫く襲撃はないだろうとのことなので少しは安心できる。
「ああそうだ。万が一、マイクを持った敵と相対した場合は処理が可能であれば自分で対処してもいい。だが、一人では無理だと判断した場合は遠慮なく小官を呼んでくれ」
『わかった』
「貴殿が強いのは理解している。そう複雑な顔をするな」
『ッ………顔に出てたか』
「ああ」
はぁ、とがっくり項垂れれば落ち込んだと思われたらしく頭を撫でられた。
違うんですとは言えず、されるがままに。嫌じゃないから全然いいんだけどさ。
そこで思い出したのが件のアクセサリー類だ。
『理鶯さん、少しだけヒプノシスマイク使ってくれね？』
「問題ないが……何故だ？」
『ちょっと試してみたいことが……あ、軽くな！？本気はダメだかんね！！？』
ぎゃーぎゃー騒ぎながらアクセサリー類の確認をした。
『の、結果がこれだよクソ』
「無理はするなといっただろう」
『いや、限界を知るって大事じゃん？』
理鶯さんにちょっとだけ付き合っていただいて、アクセサリー類の確認をした。
もしかしたらと思っていたが概ね予想通り。
ハザマから送られていたアクセサリーはネックレス、指輪、アンクレット、ブレスレットの四つである。その四つをつけている状態からアクセサリーを外していくたびに、マイクで食らうダメージが大きくなっていった。
『要は、マイクへの耐久力をサポートしてくれてるわけか』
ただ、これをつけている間は治癒能力は使用不可となる。なんならちょっと体術スキルとかも落ちてるかもしれない。要はこの世界に耐えるために、前の世界のスキルを殺しているようなもんだ。
まあ、アクセサリー四つあってもヒプノシスマイクの干渉は死ぬほどきつかったんですけどね！結局倒れかけた体を理鶯さんに助けてもらったおかげで地面とお友達は回避できているわけですから。
「ところで……相棒も不思議な力があると言っていたが」
『あー……銀！』
少し離れたところでもっしゃもっしゃ草を食んでいた銀がぴこっと耳を立てた。そういえば、こいつにはヒプノシスマイクの干渉はないらしい。兎さんにはラップは難しかったのかもしれない。本人聞いたらキレそうだけど。
『銀、変身！』
「キュ！」
駆けて来つつ木刀になった銀は俺の右手へ収まった。
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カルラ - ゴファッ！！ なんだこれは、、、、、 めっちゃいい！ (2019年5月22日 16時) (
レス) id: 92a66c530f (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - たぬきなたぬたぬさん» ありがとう……ございます……(´;ω;｀)これからもよろしくお願いします！ (2019年3月2日 13時) (レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
たぬきなたぬたぬ - ほんとに.....なにこれ......すき.......。 (2019年2月26日 21時) (レス) id: 83afc62697 (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - だまこさん» 理鶯推しがここにｗありがとうございますｗ (2019年2月18日 18時) (レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
だまこ(プロフ) - 理鶯が1番好きなんじゃあ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 3c83364c40 (このIDを非表示/違反報告)
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