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51話 ページ8
あの日の事故で肩を負傷した私は数日間の入院を余儀なくされその都市の全中に出ることは叶わなかった。
その後、その女がどうなったのかは知らない。虚無感が私を襲い、入院中は何も考えていたくなかった。
それでも、そんなことがあっても私がまだバスケットボールを続けていられるのは単に彩先輩の言葉のおかげだろう。
「気にするなとは言えない、あいつの言葉でるなが傷ついたのは紛れもない事実で今も苦しんでるんだから。でもね、これだけは覚えておいて。私も、唯も京佳もアンタが努力して周りに認められ洋人してきたことは知ってる。ちゃんと見てる。
アンタは、才能だけでのし上がった天才じゃない。」
努力した結果が、最強帝光中の司令塔だった。
ストンと、胸の内に落ちてきたことを覚えてる。
その言葉がきっかけでその後、バスケ部に復帰した。
どれだけ苦しくても、辛くても、兄の言葉も、恩人の言葉も裏切らないように手を抜くことだけはしなかった。
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作者名:りぃん | 作成日時:2019年9月23日 0時