４４輪＊西川さんのせい ページ44
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side:he
Aちゃんを車に乗せて家まで帰って、
そうしたらいつの間にか
彼女は眠りに落ちていて。
後部座席に寝かせた彼女のからだを
両腕で抱えるように持ち上げた。
そんでそのまま、
さっきのように……お姫様抱っこ。
彼女の熱い体温が、
コートの固い素材越しにも伝わってくる。
こんな高熱で……しんどいよな、きついよな。
昼までは元気やったんやけどな、って
昼間の働きぶりを思い出して、
それと同時に剛の件も思い出して、
……あーむり。ちょっと妬く。
こんな時にまで
こんなちっちゃいヤキモチ妬いとるとか、
俺マジでアホなんちゃうか。
(……でも、まぁ、)
�狎樟遒気鵑北堆任�けたくないから�瓩辰�
俺に風邪をうつすまいとしてくれた
彼女をまた思い出して、
そんな彼女の優しさを思い出して、
それだけで全部どうでも良くなってしまう俺は、
もっとアホかもしれへん。
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────ドサ
色々と迷うところはあったけど、
まぁ元々は俺の部屋やし、何より緊急事態やし、
って彼女の部屋の中までAちゃんを運んで、
彼女のベッドにそっと下ろした。
毛布も掛けて、布団も掛けて、
枕の代わりにアイスノンを頭の下に敷いてやって
……とりあえずは、これでええか。
「お大事に」
「……ん、……にし…かわさ、」
「ん、」
さらりとその黒髪を撫でれば、
起きたんだろうAちゃんが
薄く目を開けて俺を見ていて。
「ごめんなさい、」
「謝る必要なんてないって。俺の方こそ……最近気遣ってやれてへんくてごめん」
悪かった、と重ねて謝れば、
ふふ、と小さく笑う彼女。
「……ちょ、なんで笑うん、」
「だって、……確かに半分、西川さんのせいかもしれないもん、」
「え、ちょっと……はぁ？！」
Aちゃんの口調は冗談めかした感じやけど、
……いやいや、でも、それでもそんな、
俺のせいとか言われたら
「西川さんと気まずくなってから、……気まずいのが嫌で嫌で、」
「………」
「西川さんのことばっかり考えちゃって。頭の中西川さんでいっぱいになっちゃって、」
「………」
「だから掻き消すみたいに沢山たくさん仕事したの。今は事務の仕事なんてしなくていいのに、そっちも手伝いに行ったりなんかして」
「………」
「西川さんが、わたしの頭いっぱいにするから……だからなんだよ」
口調は相変わらず冗談めかしたものやけど。
……なんやねん、それ。
…………なんやねん。
( そんなん、俺、アホやから、 )
( 全部都合のええように受け取るやん、 )
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雛*(プロフ) - usaminさん» usaminさん初めまして、コメントありがとうございます^ ^ 拝見させていただいて、確かに同じ作品だなと思いました(；_；) 前回同様様子を見ようと思ってます。ご報告ありがとうございます…！ (2018年1月14日 8時) (
レス) id: a68c4eee09 (このIDを非表示/違反報告)
usamin(プロフ) - はじめまして。 同じ内容の石川慎吾選手の作品を書いてる方がいました。題名は慎吾くんの彼女 です。 勘違いでしたらすみません。 (2018年1月10日 14時) (レス) id: 3fefd0df9e (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - ゆーんさん» ご報告ありがとうございます；；そちらTwitterの方でもご指摘頂いてまして…とりあえず、あまり騒ぎ立てないで様子を見ようと思います。ありがとうございます(；；) (2017年10月23日 10時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーん(プロフ) - まる。っていう方が同じ内容の中島選手バージョンで書いてるんですけど、、、こちらの方が早く書き始めたと思いコメントしました。気のせいでしたらすいません。あまりに同じだったので (2017年10月23日 2時) (レス) id: ea8f485ffa (このIDを非表示/違反報告)
雛*(プロフ) - 満月さん» 満月さん初めまして〜！ コメントありがとうございます´`* とっても嬉しいです(；；) 頑張ります！ これからもよろしくお願いします◎ (2017年10月18日 21時) (レス) id: cd2200b77f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛*
| 作成日時：2017年9月10日 12時
