検索窓
今日:50 hit、昨日:4 hit、合計:51,543 hit
小｜中｜大

Story35 ページ36

その日から痣の数は増えていき、たまに鼻血が出るようになった。


でも鼻血は早めに止まるし、痣は見えへんところにしかできてへんから、医師にもみんなにもまだバレてへん。


俺はどうしても言いたくない。


バレたくない。




謙杜が亡くなる2週間前。


治療をしても一向に良くならず、悪化していくばかりの謙杜は集中治療室に入った。


集中治療室に入ると決まった時の謙杜の顔は、今でも忘れられへん。


あんな謙杜の寂しそうな顔、見たことなかったから……。

Story36→←Story34



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 9.5/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：凛花 | 作成日時：2020年9月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。