世界を守る一人の少女 (ページ42)

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『サボがあまりにも私の知り合いにそっくりなものだから、その人なんじゃって思って』

ま、あの時思ったのが本当だとしても彼は覚えていない…か

ド「そうか。私は部屋に戻って仕事の続きをしている。宴の途中でも何時でも構わないから私の部屋にサボと来てくれるか？」

『わかった』

ドラゴンさんは戻っていった

『皆何か飲んでるな～』

シエルはジュースを飲んでいた

『…何か飲もうかな？でもな～』

１人部屋の隅で迷っていた

サ「何もいらないのか？」

『…サボ』

サ「主役がこんなとこにいていいのか？シエルはコアラといるぞ？」

『シエルは好きなようにさせればいいよ。私は…別に…なぁ～』

サ「ほら」

『私の為に料理持ってきてくれたの？』

サ「なんか、寂しそうだったから」

『ありがとう。mgmg』

サ「Aはずっと１人だったのか？」

『シエルやリッター、お母様とお父様とお姉様と…彼がいたから平気だったよ。まあ、彼は今探している途中だけどね！』

サ「俺も協力するからな(^^)b」

捜している人は今目の前にいるんだけどな～

『ありがとうサボ(^^)頑張るよ！』

サ「(辛いな…好きな人に好きな人がいるのは)Aは何が好きなんだ？」

等他愛もない話をサボとずっとしていた

ずっと、

この時間が

続けば…

いいのにな

『鬼に捕まったら私死んじゃうのかな』

つい、口にしてしまった言葉

言ってから後悔した。

『あははは(^。^;)いや、なんでもないよ？なんとなーく思っただけだから』

サボに言ってどうするの。サボは何も知らないのに…ソレイユだとしても今は記憶がない普通の人間なのに

『一回捕まりかけたけどあのままだったらどうなってたのかな～なんて』

言ってて悲しくなってきた。決まりきった事を聞いてる。怖いんだな～実は言うと

サ「…」

サボは無言で立って私の手を引いて会場からでて、甲板に連れ出した

『サボ⁉どうしたの？急にさ。』

サ「A…」

『ん？ああ、さっきの気にしてるの？別に平気だよ？怖くもないsｷﾞｭ…え？』

サボは私を抱き締めた。

サ「怖くないなら何で泣きそうな顔してんだよ。」

『本当に平気だから…』

優しくしないでよ…

サ「お前、ずっと皆を守るって思っていたから溜め込んでるんだろ？弱音を吐いたら駄目だって思ってきたんだろ？」

ほら…ソレイユと同じ事を言う

サ「俺を頼れ！受け止めてやる。」

駄目だな…泣いちゃう