文豪たちの反応調査記録 其の肆

文豪に抱き着いた平凡主が「私より、凄く綺麗な人と歩いてた。私も浮気してやる」と男友達の家に行こうとしてみた (黛様リクエスト) ページ8

中島敦


「ご、誤解です！あれは依頼人で・・・」

彼の云っていることは本当です。
もっとも、相手は彼目当てでの依頼だったんですけれどね。



太宰治


「つい心中を頼んでしまって・・・すまないね」

「・・・心中のお誘いは禁止」と拗ねると、彼は意外にもきちんと約束を守ります。
其ほど貴方が大切なんですね。



江戸川乱歩


「ひょっとして、其れ先週のこと？」

貴方が黙って頷けば、彼は少し悩んだ素振りの後、告白します。
「あの人には、時雨に似合う指輪を探してもらってたんだよ」と。
どういう意味か、解りますか？



芥川龍之介


「・・・銀か？」

其まで銀ちゃんを銀君、だと思っていた貴方はおののきます。
正しく大和撫子・・・
顔面偏差値の高い兄妹です。



中原中也


「任務だったんだ・・・云わなくて悪かった」

「だから、他の男のとこには行かないでくれ」と抱き締め返されます。
彼は貴方に嘘なんて吐きません。
信用しましょう。



フョードル・ドストエフスキー


「こんな時間に訪ねては相手に迷惑ですし、期待させてしまいますよ」

突きつけられた正論に黙っていると、彼は不意に接吻をしてきました。
「僕は貴方のことしか見ていませんから、安心してくださいね？」と笑って。

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