文豪たちの反応調査記録 其の肆

平凡な顔立ちの夢主が携帯小説を読んでいて「美少女とか美人とか都合良くいねぇよ！」とツッコミながら携帯を勢いよく閉めてみた (黛様リクエスト) ページ7

中島敦


「あ、あはは・・・」

貴方の真剣さに苦笑いしかできません。
でも、彼は平凡な貴方と出逢い、平凡な貴方を好きになったんです。



太宰治


「まぁ、些かご都合主義だからねぇ」

彼も其れは思っていたのか、ふんわりと同調します。
貴方と彼の出逢いも、かなりの偶然によるものでしたけれどね。



江戸川乱歩


「嫉妬？別にそんなの作り物でしかないんだからさぁ、気にすることないじゃん」

其れでも、もう少し、と思ってしまうんです。
彼は貴方がどんな見た目だろうと、きっと好きになっていたんでしょうけれど。



芥川龍之介


「其れを云えば浦島太郎とてそうだろう。そう都合よく亀が虐められているか？」

そうだけどそうじゃない。←
というか何故例えが浦島太郎なんでしょうか。
たまに謎な例えをしてきます。



中原中也


「扱い悪すぎるだろ・・・」

勢いよく投げられた携帯は悲惨な有り様に。
彼は呆れ乍も携帯を回収しました。
「・・・別に、美人じゃなくてもいいだろ」と呟いて。



フョードル・ドストエフスキー


「僕は貴方だからいいんです。きっと、其の物語でも容姿は最初の記号でしかありません。大切なのは中身ですから」

貴方が神か・・・←
貴方は彼に感激して、飛び付きました。
勿論、本心ですからね？

文豪に抱き着いた平凡主が「私より、凄く綺麗な人と歩いてた。私も浮気してやる」と男友達の家に行こうとしてみた (黛様リクエスト)→←文豪がつまずいて、あっついココアを夢主にかけてしまってみた (江戸川あん様リクエスト)

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