【ONEPIECE】月が綺麗だと、そう言って2【トラファルガー・ロー】 (ページ43)

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42.男と狼ページ43

－no sideー

兵「大変です！村長！」

村長「なにごとじゃ、騒がしい」

兵「捕らえていた海賊が逃げ出しました！」

村長「なんじゃと！！？早く捕まえろ！」

村長が驚いて立ち上がった勢いに机の上のコーヒーが波立つ。

兵士達が慌てて部屋を出ていった直後、

(ドゴーンッ！！

扉を壁ごとぶち壊し、既に海楼石を外し鬼哭を手に持ったローと黒い狼と化したAが部屋に入ってきた。

ロー「さぁ、ワクチンを渡してもらおうか」

Dr「そ、そんな貴重なもの渡せないですぞ！」

取り乱すドクターにローがニヤリと笑って問い詰め出す。

ロー「お前らが流行らせてお前らが治したんだ。ワクチンがないわけがねぇ。」

村長「な、なにを言うんじゃ！」

ロー「お前が毒キノコをこの島に流通させ、そこのヤブ医者がワクチンを島に提供。そうして島民の信用も金も手に入れてたんだろ。」

Dr「そ、村長！バレてますぞ！」

ロー「Room、シャンブルズ、メス」

ローが能力で2人の体をバラバラにし、自分の掌に心臓を2つ載せた。

ロー「ワクチンの場所を言え。もし偽物や嘘だった時はこの心臓を握りつぶす。」

Dr「ひえぇっ！言う！言うから！」

村長「殺さないでくれぇ」

ロー「どうやら本物のようだな。」

研究室のような場所に管理されたワクチンとその設計図を見てローが判断した。

ロー「急ぐぞ。時間がねぇ。」

A「はい！」

ローはAの背に乗り、Aは駆け出した。

仲間たちが待つ船へ。