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「あ! 加速した!」

「ぬああああ負けねぇぞぉお!」

「突然の追いかけっこ。元気かよ」

「待ってよぉ〜〜!!」


伊之助に追い抜かれた善逸が声を上げながらその後ろをついて行く。そんな善逸の隣に並んだ私は、呆れ顔で前の二人……主に伊之助を見つめた。


「馬鹿……というかなんというか、単細胞? いやこれもなんか違うな。しっくりこない……」

「何ぶつぶつ言ってんだよぉ! 置いていかれるぞ!」

「大丈夫でしょ。見失わない速度で走ればいけるいける」


最悪置いていかれたら鴉に案内させればいいし。目的地が一緒ならどうとでもなるだろう。


「それにしても元気ねあいつら。追いかけっこなんて疲れるだけなのにさぁ」

「炭治郎はそんなつもりないだろ」

「でっすよね」


伊之助の言葉に少し苛立ったから加速したんだろうな多分。炭治郎はそういう奴。まあ私も少し言い過ぎだなとは思ったけど、伊之助だしなぁ。


「いまいち伊之助が分かんないんだよね。一緒に戦ってないからかな。手合わせとかすれば分かるんだろうけど……素振りしてるのも見てないなそういや。しないのかな素振り」

「お前だけさっさと怪我治して一人で素振りしてたもんな」

「まあ身体の機能早めに戻しとかなきゃだったしね」


善逸の言う通り、私はさっさと怪我を治して三人が療養している間一人で素振りやらなんやらをしていた。何回か伊之助が飛びかかってきたけどその度に「お前怪我してるだろ馬鹿じゃないの!?」と善逸が頑張って止めていたのは記憶に新しい。
よく分からないけど、どうやら私は治癒能力? が人より高いっぽい。知らんけど。切断された手足が元に戻る、なんてことはないだろうが、っていうかあったら私鬼ってことなので本気でそんなことやめてほしいんだけど。でもまあ骨折ぐらいなら普通の人より早く治ることが分かったのはあの藤の花の家にいたからだった。

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ユズヒ(プロフ) - nogiruka03161さん» コメントありがとうございます! 絶世の美少女とはなんと嬉しいお言葉。夢主が聞いたらドヤ顔で調子に乗りますね。その認識で大丈夫です!それ故に言葉遣いや所々の残念さが目立つというか際立つというか玉に瑕……みたいな感じです! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
nogiruka03161(プロフ) - 前から思っていたのですが、夢主の美少女レベルはどれくらいなんでしょうか。主要人物は、禰豆子ちゃん、胡蝶姉妹、カナヲ、蜜璃ちゃん、鬼側なら堕姫と、美少女や美人が多いですよね。善逸の過去の発言や鬼に容姿で目をつけられるあたり絶世の美少女と認識してます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: 5ed8b171b4 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!個人的に善逸との絡みは私も書くの好きなのでそう言って頂けるととても嬉しいです!鴉は焼き鳥になりました。 (2019年10月5日 19時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
夜美 - 巫女ちゃんと善逸の絡み好き。善逸と残ってあげるの今まで見たことないからおぉこれいいなって思った、デス。(ちょっと鴉風)あと善逸の優しさと巫女ちゃんの赤面好きそれをからかう鴉も (2019年10月5日 9時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!手紙だとあいつは大体おちょくってくる奴です。そうなんですよ!絶対可愛いなと私も書きながら思いまして!!絶対!!可愛い!!! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年9月16日 16時

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