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「改めて読むとムカつくなやっぱり」

「それAの育手からの手紙だろ? そこまでムカつくもんなのか?」


もぐもぐと右隣で団子を頬張る善逸。時刻は三時頃。私の左隣には団子が二串乗った皿が鎮座している。この団子はおやつです。


「まあね。炭太郎じゃなくて炭治郎だし善逸の漢字違うし猪は伊之助……まあこれはいいか。っはあ〜〜〜」

「うわっ」


どふっとなんの脈絡もなく善逸の膝に転がる。上手いこと手を退けてくれたおかげで串が私に刺さることはなかった。


「善逸の膝硬い……」

「ごめんなさいね!? 俺女の子じゃないからさあ! 勝手に膝乗っかってきてほんとになんなの!?」

「な〜ん〜で〜も〜な〜い〜よ〜」

「絶対嘘じゃん! 嘘すぎじゃん!」

「善逸その団子一つ頂戴」

「やだよ! いきなり話飛ばさないでもらえる!? Aの分そこにあるだろ!」

「私のやつ一つあげるから善逸の一つ頂戴」

「いやなんでよ」

「あ」

「………………」


ぱかっと口を開けて催促すると、善逸が私を見て固まった。ジト目を向けられているが、この視線は悩んでいる。「本当なんなのこいつ」「はあ?」っていうのと薄〜く「可愛い」ってのが混じってるけど、そういう褒め言葉は口に出して欲しい。私喜ぶから。


「…………はあ。ほら」

「わあい」


結局私は善逸の団子にありつけて、そのモチモチ感を大いに堪能した。美味しい? と問われた声と視線は呆れがあったけど、優しさの方が割合が強かったから笑顔で頷いてやった。
美少女の笑顔なのでありがたく受け取ってね。

第50話 誇り高く生きる→←*



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ユズヒ(プロフ) - nogiruka03161さん» コメントありがとうございます! 絶世の美少女とはなんと嬉しいお言葉。夢主が聞いたらドヤ顔で調子に乗りますね。その認識で大丈夫です!それ故に言葉遣いや所々の残念さが目立つというか際立つというか玉に瑕……みたいな感じです! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
nogiruka03161(プロフ) - 前から思っていたのですが、夢主の美少女レベルはどれくらいなんでしょうか。主要人物は、禰豆子ちゃん、胡蝶姉妹、カナヲ、蜜璃ちゃん、鬼側なら堕姫と、美少女や美人が多いですよね。善逸の過去の発言や鬼に容姿で目をつけられるあたり絶世の美少女と認識してます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: 5ed8b171b4 (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!個人的に善逸との絡みは私も書くの好きなのでそう言って頂けるととても嬉しいです!鴉は焼き鳥になりました。 (2019年10月5日 19時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)
夜美 - 巫女ちゃんと善逸の絡み好き。善逸と残ってあげるの今まで見たことないからおぉこれいいなって思った、デス。(ちょっと鴉風)あと善逸の優しさと巫女ちゃんの赤面好きそれをからかう鴉も (2019年10月5日 9時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
ユズヒ(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!手紙だとあいつは大体おちょくってくる奴です。そうなんですよ!絶対可愛いなと私も書きながら思いまして!!絶対!!可愛い!!! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 717d8ad01f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユズヒ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年9月16日 16時

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