36.貴方の生まれた日�� ページ37
ーAsideー
ロー「今日はここまでだ」
A「はい……」
甲板に転がった私が船内に入っていく船長の背中をぼんやり見ていると、
頭上から声が落ちてきた。
シャチ「A大丈夫かー？」
A「何とか……」
船長に覇気を教わりながら戦う毎日に私の身体は悲鳴をあげていた。
シャチ「船長スパルタだからな〜」
私を見下ろしてそう笑うシャチに私は乾いた笑いを返した。
A「隣で戦う為なら何でもやるって決めたから」
ペン「クルーの鏡だな、A」
A「ペンギン……！」
最近忙しそうにしているペンギンが私の様子を見に来たことに驚いていると、
私の顔を覗き込んだペンギンが彼には珍しく悪戯っぽく笑った。
ペン「A、お前にやって欲しいことがあるんだ」
ベポ「キャプテン！次はあそこ行こうよ！」
ロー「ん。」
A「ここは大きい本屋もあるみたいですよ、船長」
私とベポは今、船長を連れて街に出ている。
というのも、ペンギンに頼まれたからだ。
ーーーーー
A「船長の……誕生日！？」
シャチ「そ！当分会えなくなるしでっかく宴しようぜーってなっててよ！」
ペン「その準備をしている間、お前とベポにキャプテンを船から連れ出して欲しいんだ」
A「それはいいけど……船長をそんな都合よく連れ出せる？」
何なら、運良く船長を連れ出せてもすぐ船に戻ってしまいそうな気がする。
ペン「大丈夫だ、秘策がある。」
ーーーーー
A「(そんな簡単にいくのかなぁ)」
そう思いつつ歩いていると、案の定船長が疲れたとばかりに口を開いた。
ロー「……もういいだろ、俺は船に戻るから二人で行ってこい。」
ベポ・A「え！！」
A「(どうする？私もう行きたいところ無いよ……)」
ベポ「(でもA、今戻ったらサプライズできないよ〜！ペンギンが言ってた通りお願いしよ！)」
ほんとに効くのか分からないけどやってみようか……
ベポ・A「キャプテンお願い(します)！私(おれ)達もっとキャプテンと一緒にいたいよ(です)……」
ーーーー
ペン「両手を胸の前でぐっと握って、船長を見上げる。後はお願い！！って気持ちで見つめればいいさ」
ーーーー
ロー「……………」
ペンギン、やっぱりお願いしただけで変わるなんてこと……
ロー「……はァ、次はどこ行きてェんだ？」
A「船長…！！」
ベポ「キャプテンありがとう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かみつれ(プロフ) - 静乱さん» 嬉しすぎて見た時叫びかけました笑！楽しみにして下さってめちゃめちゃ嬉しいです！本当にありがとうございます！！ (2020年6月23日 20時) (
レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
静乱 - 「これからが楽しみだな。」えぇ！めちゃくちゃ楽しみですよ！！かみつれさんのペースで頑張ってください！ (2020年6月23日 19時) (レス) id: bdcfc846cf (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！嬉しいです！！ (2020年6月17日 21時) (レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年6月17日 17時) (レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かみつれ | 作成日時：2020年6月17日 9時
