鼻のきく女子高生

20 ページ23

いよいよ、パーティーが始まった。

園子｢Aちゃぁぁぁん！｣

蘭｢やっと見つけた！｣

園子｢Aちゃん、遠くから見たら警備員よ？｣

｢あ、園子、蘭。こんばんは、素敵なドレスだね｣

蘭｢えへへ、そうかな｣

園子｢ありがとう！てか、スルーかい！あ、そういえばお父様とお母様は？｣

｢あっちで偉い人とお話してる。｣

蘭｢そっか……。じゃあ、3人で美味しい物食べよ！｣

｢あ、バイキングのやつはあそこら辺。｣

園子｢行きましょう！｣

｢うん。｣

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
安室side

ベルモット｢そろそろ時間ね。中に入りましょう。｣

｢えぇ。｣

Aさん……ごめんなさい。

｢あ、ちょっと車に忘れ物してきたんで先に行っててください。｣

ベルモット｢ふぅん。先に言ってるわよ。｣

メールでAさんに公園に誘導すれば………

＿＿＿＿＿＿＿＿
Aさんへ

今から〇〇公園に来れますか？
お話したいことがあるので来てください。
＿＿＿＿＿＿＿＿

これでいいか

Aさんごめんなさい。

｢お待たせしました。｣

ベルモット｢行くわよ。｣

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aside

ﾋﾟﾛﾘﾝ

ん、なんだろ……

｢メールだ｣

蘭｢誰から？｣

｢安室からだ｣

園子｢え、安室さんから!?Aちゃん、安室さんの連絡先持ってるなんて………どんな関係よ！｣

｢いや、そんなに深い関係では………｣

蘭｢なんて書いてあるの？｣

えっと………

｢『今から〇〇公園に来れますか？お話したいことがあるので来てください。』だって｣

なんだろ………

蘭｢どうしたんだろ。｣

あ、もしかして昨日のこと？

｢とりあえず行ってくる！父さんと母さんに聞かれたら御手洗とかそういう系で誤魔化しといて！｣

蘭｢あ、うん！｣

園子｢気をつけてね！｣

表から出ると警備員にバレそうだから裏から行こ……

21→←19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す