航海174日目 ページ10
side You
し「浦田、顔悪かったな…」
『うん』
し「そういえば、浦田がこの船乗った理由知らへんな」
『うん』
前まで他人の過去を詮索するのは避けてきた
それはしま子ちゃんも同じだった…
変わるものやな
『船長さんに聞いた方がええんやない？』
し「それもそうやな」
という事で船長室に向かった
コンコンコン
智「誰だ？」
『せん子です』
し「しま子や」
智「入れ」
ガチャ
し「急にすまんな」
『失礼します』
智「それはいい、どうした？」
船長さんはまるで来ることを想定していたかのように私達を迎え入れた
『予想してたんです？』
智「お前らが来るとは思って無かったが」
し「まぁ…自分でも驚いてるわ」
いい傾向だなと微笑みながらソファに促してきた
し「浦田はどうしてこの船に来たんや？せん子の知識を話した後明らかに様子がおかしくなったんよ」
智「そうか…実は浦田については殆ど知らないんだ」
『え…』
そんな事が有り得ていいん？
何処かのスパイかもしれへん子供を船に入れたんか？
智「拾った時彼奴は海に浮かんでる状態で、生きてるのが不思議な程だった」
し「訳ありなんは確かやったんやな」
智「放っておけなくて拾ったんだが、どうして海のど真ん中で浮かんでたのか教えてはくれなかった」
『怪しいとは？』
智「思ったが、スパイが殺意むき出しで怯えて部屋に立て篭りなんてするか？」
し「せんな」
『確かに』
それから刺激しないよう接して何とか懐いてくれるまでにはなったものの海に浮かんでいた経緯を教えてはくれなかったらしい
『そうなんか』
し「成程な因みに聞くけどそれは何年前の話や？」
智「確か…坂田を拾う2年前だったか」
し「成程な」
さかたんが10歳やったな
その２年前やからうらたんも10歳の時にこの船に乗ったんやな
という事は13年前になるかな
智「それがどうしたんだ？」
し「いや、何時からこの船に居んやろうなと思ったから」
智「そうか」
『そういえば、彼らに戦い方を教えたんは船長さんなん？』
智「センラ以外は俺や船員達がな」
『へぇ…』
まぁ、そうでないと戦えるわけないもんな
センラは入った時には既に戦えてたんやな
いつ頃入ったんやろ？
し「…とりあえず聞きたい事は聞けたし、これで失礼するわ」
『ん、そうやね。失礼しました』
智「おう」
to be continued
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純奈(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品が面白くて、最初からいっきに読みました！大変な事もあると思いますが頑張ってください！更新を楽しみにしています!! (2020年5月8日 3時) (
レス) id: 653fe62b39 (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 話しやすい方がいいですよね。しんどいだけですから（マイペース人） (2019年12月20日 16時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。(タメでいいのにと思ってしまったことは書かないでおきます) (2019年12月4日 11時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただきます！お話の構成がすごくて、繰り返し読ませていただいています！これからも更新、頑張ってください！（推しの話や……！） (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
kuria(プロフ) - はじめまして！面白すぎて1日でここまで来てしまったw更新頑張ってください！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 3b6c9a1b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アシアト | 作成日時：2019年10月29日 22時
