金髪美女の海賊 5

航海177日目 ページ13

side sakata


ヤバい…

何がヤバいってうらさんを射抜く絶対零度のうら子の瞳がヤバい

怖っ！

うらさんも少し怖気付いているのか無理やり声を荒らげて強がってる

さ「…うら子」
う「この判断を変えるつもりは無いわよ。唯の睡眠不足だったとしても、またあんな事になったら任務中カバーしきれない」
浦「大丈夫だ！これからきちんと寝れば普段通りに戻れる！」
坂「本人もこう言ってる事やし、大丈夫やない？危なそうやったら俺らで…」

そんな寝不足1つで大袈裟なと思いうらさんに加担する為に声を発したがあっさり返された

う「出来るの？それで怪我人が出たら？」
坂「けど！今までやってカバーし合って来たやん！それと同じ風に…」

それでも更に言い募ろうとしたら、絶対零度の瞳に睨まれその続きが言えんくなった

その目止めてぇや！

う「今までは急な攻撃で動けなくなった仲間を庇う為。今回は既に分かってる事よ。危険は予め排除するべきじゃない？」
坂「…」

言い返せへん…
確かにその通りやし…

反論出来なくて黙り込んだらさか子がため息混じりにうら子を諌めた

さ「はぁ…うら子の意見は最もやけど、言葉と態度が冷た過ぎやで？」

それな！怖すぎんねん！！

う「…」
浦「さか子…」
さ「せやなぁ…1つ提案、うらたんの体調管理を私がする。健康だと判断出来れば連れて行く。無理だと思えばカイや莉奈に任せて船に残す。それで今回は堪忍してや」

確かにそれなら安心だし、うらさんもうら子も納得出来る
さか子頭ええやん！

う「そうね。それなら」
浦「分かった。さか子頼む」
さ「ん、任せや」
坂「良かっなうらさん！」
浦「おう」

何とかなった〜
怖かった〜
周りの温度が本当に下がってるんやないかと思うくらいうら子の目が冷たかった

今は普段みたいに優しくて暖かい目に戻ってるし、さっきのは忘れよ

うん、それがいい

う「約束は守ってね、浦田」
浦「分かった。それ迄にはぜってー体調万全にしとく」
さ「好き嫌いせんでよ？」
さ「うらさん、嫌いな物多いもんなw」
浦「うるせぇ」

次の国まではまだ2週間以上あるしさか子に任せとけば大丈夫やろ

坂「頼むわ」
さ「任せとき」

今日はさか子が頼りになるわ
なんか神々しく見える









To Be Continued

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