Hope..491 ページ41
〜 瑞稀side 〜
まじか…
既読ついてるのに返事ないって…絶対おかしい。
海人は返事を返すの早い方だとは思うけど…
なんで？やっぱ、忙しいから？
けど、そんなの理由にならない。
既読つけたのなら
その場で返事をすぐ返せるはずなのに…
Mizukiわかった。今、海人と同じ場所にいるから今から聞いてみるな
俺はそうとだけAに返事して
鞄から“ あれ ”を取り出して、ドア付近に向かった。
作「あれ？瑞稀くん、そんな急いでどっか行くの？」
瑞「うん。ちょっとキンプリのリハ室、行ってくる」
作「…？」
涼「さぁ？」
ちょうどよく作ちゃんが戻ってきて、はしもっちゃんと目を合わせてるよそに、
俺はキンプリのとこに向かった。
俺は今も海人のことは許していない。
だから会うの少し抵抗あるけど、Aのためだから。
もう…Aをこれ以上、不安がらせたくないから…
Aの役に立ちたい。
ただただ、それだけなんだよ。
ス「岸と神宮寺と岩橋のPrinceの3人は、先にレッスン開始するから準備して〜」
岸「はやっ！もう休憩時間、終わりか〜」
玄「岸くん、わがまま言わなーい」
神「ほらほら行くよー」
キンプリ6人がいるリハ室に入れば、
先にPrinceからのダンスから始まるみたいだった。
廉「…海人〜元気だせって、な？」
海「今頃…余計に悲しい思いさせてたらどうしよ…」
紫「おいおい、マイナス思考はよくないぞ？」
海「Aちゃんのことだもん…絶対、俺の返事を待ってるはずだもん…」
廉「お互いにギクシャクしとるから、もし無視されてる？って勘違いしとったら、どうする？笑」
紫「やば…笑」
海「え、それだけはご勘弁…！」
廉「冗談やって笑」
…ふーん。
向こうの奥から聞こえてくるKING3人の会話に
耳を傾けば、なんとなく予測がついた。
海人…なんか、いじけてるし。
そんな海人を人目、見てから
俺はAから貰ったバレンタインチョコを
ほんの少しだけ口に頬張った。
瑞「うま…」
．
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2019年4月11日 22時
