Hope..476 ページ26
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海人くんにデビューおめとう…をLINEするか
迷い続けてる今…
私は留学先の大学の試験に挑んだ。
海人くんとのギクシャクした関係が続く中…
この短期間で、ずっと勉強してきたから…合格できるかなんてわからないけど…
でも、やれるべき事はしたから。
自信もって、きっと大丈夫だとは思ってる。
沙耶も朱莉ちゃんも応援してくれたしね。
もちろん…
沙耶から、私が海人くんにおめでとうって言ってくれるのを待ってると思うとか…
未だに、その言葉が心残りになってるし、
朱莉ちゃんから、
私が海人くんに対して、何かを後々に気づかされるはずとか…求めるようになるとか…
そう言われて何故か、頭から離れなくて…
試験に集中できるのか不安もあった。
それに私って、
海人くんに対してどう思ってるのか…
そんなこと1回も考えた事はない。
ただ…他の人とは違う。
唯一の大事な特別な友達…という存在なだけだ。
なのに…
なんで、こんなにも海人くんのことを…
意識しちゃうんだろうか…
それが今の私にとっては…複雑な気持ちで…
ずっと続いてるクリスマスからの
ギクシャクした関係と…
海人くん…という顔と言葉が思い浮かぶだけで、
モヤモヤとした気分になってしまう…
そんな、どうしようもない気持ちの中、
私は病院に訪れた。
もちろん、喉の調子が悪いことを伝えるため。
それから…
この複雑な、よくわからない気持ちを藤原先生に
相談にのってもらうため。
きっと藤原先生なら、奥さんもいる事だし…なにかアドバイス的なこと…
言ってくれそうな気がするから。
藤「来てくれるんじゃないかとは思ってたよ笑」
《予知してたんですか？》
藤「そりゃあな。俺ベテランだし」
《まだ35歳のおじさんじゃん笑》
藤「そこは若手な医者と言え」
《うーわ、若手でベテラン気取ってるんですね笑》
藤「…おいこら、医者をからかうな〜」
…ごめん、前言撤回。
相談は無理な気がしてきた…かな？笑
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2019年4月11日 22時
