Hope..462 ページ12
.
「今日、海人くん休みだってー」
「えーつまんなーい」
「テレビとか雑誌に引っ張りだこだもんねー」
休み時間、沙耶と移動教室に向かっていると、
廊下で通りかかった、すれ違いの女子達の話し声が私の耳に入ってくる。
沙「…なんかさ、最初の時と比べたら、静かになったようなもんだよね」
《今は海人くん来てないからね》
沙「もう来なくていいよー…なんてね、笑」
沙耶…笑
まぁ、海人くんが来たら来たで、この学校の女子高生の皆さんは興奮さぜるおえないもんね。
なによりデビュー発表の日から1週間後、
海人くんはJr.の頃と比べて、デビューしたからなのか、忙しくて学校に休む日が続いていた。
私からしたら、気まづくならないから、少しホッ…とはしいる自分がいるんだけど…
でも、やっぱり寂しい気持ちもあって…
人目でいいから海人くんの姿を見たい。
テレビとかじゃなくて、学校で…
人目でもいいから会いたい…その気持ちの方が私にとっては、なんだか強くて…
ファンだから…友達だからとか、関係なしに
私は今すぐにでも会いたかった。
《今、落ちついてても海人くんが来たら、また騒ぎになっちゃうもんね》
沙「凄いね、キンプリって…」
《これから、どんどん有名になっていくのかな》
沙「…わかんない。けど─…」
……沙耶？
沙「有名になるのは間違いないんじゃない？…だって、みんな顔から始まるでしょ？好きになるのって」
まぁ…確かに……
沙「そこから、いろいろ調べて、その人の事を好きになって、ハマっていってファンになる…
ありがたい、ことなんじゃないかな」
「……」
沙「廉くん、見た目は完璧だもん、顔が…笑」
《体も細いしルックスもいいよね》
沙「…私だって最初、初めて見た時は廉くんのこと、かっこいいって思ってたもん笑」
それ、少クラの観覧に行った時のことだよね？
…懐かしい。
だけど海人くんも…
いずれは、有名になっていくんだもんね…
はぁ…
複雑すぎて、ますます遠くなりそうだよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2019年4月11日 22時
