１年越しの奇跡 ~ Future ~ 10 (ページ11)

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Hope..461 ページ11

～海人side ～

海「岸くん、本当にありがとね」

岸「俺はただ、側にいただけだから笑」

海「でも、俺的にはすごく心強かったよ」

それから俺と岸くんは、マネージャーの車で家まで

送ってもらい、

俺だけ車から出るはずが、岸くんもわざわざ出てくれて玄関先で話をする。

海「ていうか、岸くんの帰り帰宅、遅くなっちゃったよね。ごめんね」

岸「ぜ～んぜん。俺、一人暮らしだし遅くなっちゃっても平気だから笑」

…そう。

大抵、マネージャーの車でメンバーを家まで送る時は俺が1番最後の時が多い。

だから、岸くん家に行ったことのない俺だけど、

遠回りをさせてしまったんだ。

海「気を遣わせちゃってごめん。ありがとう」

岸「今日の海人、ごめん言いすぎ笑」

海「だって、」

岸「いつもの海人らしくないじゃん」

海「……」

岸「俺は Aちゃんのこととか、そこまで知ってる訳ではないけど…何かあったのなら相談にのるから」

岸くん…

岸「あんまり海人、溜め込むなよ？」

海「…うん、ありがとう」

そうして岸くんはマネージャーの車へと

戻って行った。

岸くんには、ほんと感謝しかないな…

よく周りにリーダーには見えないって、

思われがちなんだけど、岸くんはこう見えて、ものすごくしっかりしている。

俺がグループの中で末っ子だからこそ、

お兄ちゃん気質がめちゃくちゃあって…

普段から俺やメンバーにいじられてばかりだけど、

やっぱり、岸くんは

King ＆ Princeの最高のリーダーなんだよ。

……岸くんのおかげで

少しだけ、辛い気持ちが和らいだ気がする。

岸くんも含めて、じんも玄樹も

Aちゃんとの関わりは、確かに廉と紫耀に比べたら少ないし、そこまで会った事はない。

けど、俺が泣いてしまったのもあるけど

メンバーとして、仲間として…

相談にのってくれる。

俺にとって相談しやすい相手は、かけがえのない大切なメンバーなのかもしれないな…

海「…さて、今日の晩ご飯はなにかな」

俺は独り言を呟きながら

ただいまーと、玄関の中へと入った。

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