13 ページ13
jeno side
“先輩さよなら！ありがとうございました！“
なんて満面の笑顔で言いながら色素の薄い柔らかそうな茶髪を揺らして歩いていく彼女の後ろ姿を見て、やっぱり面白い子だなぁ。なんて思う
今年の春に突然俺とジェミナの前に現れた女の子。チョンAちゃん。
彼女の第一印象は強烈だった。だけど未だに変わらないのはあの子は本当に純粋にジェミナの事が好きだってこと。こっちが羨ましくなるくらい純粋に。
あんなに冷たい態度をとってるジェミナに挫けることなく、毎日毎日笑顔で挨拶をしながら気持ちを伝えるAちゃんを見て、“可愛いな“なんてことも思うけど、きっとこれは必死な彼女が面白くて健気で感じてる感情。
俺もジェミナと同じで人に対してさほど興味はない。仲のいい友人さえいればそれでいいと思ってるし、それは今でも変わらない。(ジェミナと違って多少の愛想は振りまくけど)
ただ、あの子だけは少し違う。つまらなかった日常に突然現れて、朝から俺を笑顔にしてくれる面白い子。ついつい応援したくなるんだよね。笑
ねぇジェミナ。俺知ってるよ。毎朝面倒くさそうな顔してるけど、本気で嫌がってる訳じゃないってこと。
ちゃんとあの子の名前を覚えてる事も。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 611人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
waka(プロフ) - 12時くらいにドバーッと更新！！？楽しみです😆💕 (2023年1月31日 22時) (
レス) @page34 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - すみませんオリジナルフラグが付いてますよ‼️ (2023年1月29日 11時) (レス) id: 6cf6cd7a75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チロル | 作成日時：2023年1月29日 8時
