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涼介「泣き止んだ？」
「はい。」
ずっと抱きしめてくれていた身体が離れた
その瞬間寂しさがこみ上げる
涼介「帰ろ、送る。」
くるりと方向転換して歩き出す涼介先生
その瞬間
やだ。
離れないで、
もう離れちゃいや
「……涼介先生っ！」
気付けば大きな声で叫んでいた
なにも後先考えずに
ただ離れていく涼介先生に向かって。
すると涼介先生の足が止まる
「先生。…会いたかった」
隠しきれなかった
だって
ずっとずっと探していたひとりだった
ただずっとこの5年間会いたくて堪らなかった
抑えられなかったんだ。
涼介先生は私の方にゆっくりと身体を向ける
「5年前から…ずっと探してた」
涼介「待って。…待てちょっと」
「会いたかった。」
涼介「訳わかんないだけど、え？ちょ、待っ…」
驚きが止まらない涼介先生
「なんで消えたの、……」
涼介「いやまじで…なんで、こっちもなんで、？
さくちゃん？…あのな、あの」
「…そばに居て。何もいらないから」
「もう離れちゃやだ。」
涼介「さくちゃん…ごめっ、あの。」
「…なんで先生て事隠してたの？」
噛み合わない会話
しどろもどろな涼介先生
そんな先生はすぐに表情を切り替えて
涼介「…さくちゃん。行くよ」
そう言った。
するといきなり近寄って手を引く先生
近くに停めてあった車に乗せられ
車を走らせた
涼介「3回目。さくちゃん乗せたの」
1回目はデート
2回目は私が酔って潰れた日
そして3回目
涼介「全部話す。話させて。だから家行く」
「…はい。」
私だってもう子供じゃない
立派な成人だ
5年前では言えなかったことが
言える
その後は何も喋らず
ただ適当に流していた音楽を聴いて
家へと向かった
.
ＬＡＬＡＬＡＮＤ
次の更新で終わります。
待っててくださいね！
そして本当に見てくださってる皆様に感謝です。
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山田咲菜(プロフ) - ごめんなさい大号泣しましたし、キュンキュンしました。ホントにこんな泣けるお話が書けるのはホントに尊敬します！ (2020年10月7日 2時) (
レス) id: b851b1a625 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - めっちゃいい話。。。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 山田くん担当さん» 嬉しいお言葉有難うございます。そう言って頂けて私も感動です。。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 18d9a58539 (このIDを非表示/違反報告)
山田くん担当 - 私は山田くんが好きで読ませてもらいました。すごく感動しました (2019年1月19日 10時) (レス) id: 76f3abcc84 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - あいちゃそさん» 嬉しいお言葉有難うございます。。温かい言葉恐縮です。あいちゃそさんにとっていいお話として残ってくれたのなら私はそれだけで幸せです(^ ^)私こそ素敵なコメント有難うございました。！ (2019年1月15日 19時) (レス) id: 28ca21218f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2018年11月30日 0時
